小豆のベジタブルカレー
辛みをしっかりと効かせるので、小豆の甘みとうまみが際立ちます。小豆の魅力を再発見できますよ。
写真: 高橋 栄一
*1人分
*カレーベースを冷ます時間は除く。
材料
(2人分)
- 【小豆のカレーベース】*つくりやすい分量
- ・小豆 (乾) 200g
- ・にんにく (つぶして粗く刻む) 2かけ分
- ・たまねぎ (粗みじん切り) 1コ分
- ・セロリの茎 (粗みじん切り) 1本分
- ・カイエンヌペッパー 小さじ1/3
- *赤とうがらしを乾燥させて粉末にしたもので、 辛みが強い。
- ・カレー粉 大さじ2
- ・はちみつ 小さじ2
- ・トマトピュレ カップ1
- ・顆粒(かりゅう)チキンスープのもと (洋風) 小さじ1+1/2
- ・カシューナッツ 15g
- ・オクラ 4本
- ・パプリカ (赤/1cm幅に縦に切る) 4枚
- ・かぼちゃ (薄切り) 4枚
- ・なす 1コ
- ・ご飯 (温かいもの) 240g
- ・レモン汁 適量
- ・オリーブ油
- *またはサラダ油。
- ・塩
- ・こしょう
つくり方
小豆は洗って水けをきり、水カップ4とともに鍋に入れて中火にかける。沸騰したら弱火にし、柔らかくなるまでゆでる(豆の状態にもよるが、35~45分間が目安)。途中、アクが出たら取る。
ゆでる間に水分が少なくなったら、差し水をする。
1粒食べてみて、柔らかくなっていたら火から下ろす。ゆで汁を取り分け、水を加えて600mlにする。
鍋にオリーブ油大さじ2、にんにくを入れて弱火で炒める。香りがたったら、たまねぎを加えて中火で炒める。たまねぎが薄い茶色になったらセロリの茎を加えて炒め、脇に寄せる。
あいたところにオリーブ油大さじ1を入れ、カイエンヌペッパーとカレー粉を混ぜて加える。弱火で炒めて香りを出し、全体を混ぜる。
はちみつとトマトピュレを加えて中火で煮立て、2のゆで汁と水、顆粒チキンスープの素を加える。
フードプロセッサーにカシューナッツを入れ、細かくつぶす。
フードプロセッサーがなければ、すり鉢ですりつぶすか、ポリ袋に入れて麺棒を転がしてつぶしてもよい。
5が煮立ったら小豆を加え、水分が少なくなり、とろみがつくまで煮る。6と塩小さじ1+1/4を加えて火を止める。
オクラはガクを取り、塩少々で表面をこすってうぶ毛を取り、パプリカ、かぼちゃとともに少量の熱湯でサッとゆでる。
なすはヘタを取り、縦四つ割りにする。フライパンにオリーブ油少々を熱し、なすを皮を下にして入れ、弱火で両面をこんがりと焼く。続いて、ゆでたパプリカ、かぼちゃもなすと同様に焼き、好みで塩・こしょう各少々をふる。
器にご飯を盛り、7の小豆のカレーベースを1/7~1/6量ずつかけ、レモン汁をふる。なす、パプリカ、かぼちゃ、オクラをのせる。
【小豆のカレーベース】
でき上がりは約1050gで、6~7人分。残りは冷まし、ジッパー付きの保存袋に1~2人分ずつ小分けして冷凍保存するとよい。約3週間保存可能。
このレシピをつくった人
鮫島 正樹さん
ヨーロッパ家庭料理をベースとした、身体にやさしく、つくりやすいレシピを提案、自ら日々、実践している。エレガントなヨーロッパ伝統菓子も得意とする。メニュー開発分野でも長年、活動。
フード アート アンド デザイン シィ(東京都)
近著に「サメジマ式シニアごはん」(NHK出版)。
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