鶏肉とレンズ豆の煮込み
味がよく出る骨付きの鶏肉と、戻す手間のないレンズ豆で、ほったらかしでも、うまみたっぷりの一品に!ドライトマトやアンチョビが、風味出しの隠し味になりますよ。
写真: 澤井 秀夫
*全量
材料
(つくりやすい分量)
- ・鶏肉 (骨付き/ブツ切り) 1/2羽分
- ・レンズ豆 カップ1/2
- ・ドライトマト 4コ
- ・アンチョビ (フィレ) 3~4枚
- ・にんにく 1かけ
- ・チキンスープ カップ2
- *固形チキンスープの素もと(洋風)を袋の表示どおりに湯で溶く。
- ・白ワイン カップ1/2
- ・ローリエ 3~4枚
- ・塩
- ・黒こしょう (粗引き)
- ・オリーブ油
つくり方
鶏肉は塩・黒こしょう各少々をふる。レンズ豆はサッと洗って水けをきる。ドライトマトは細切りにする。にんにくは粗みじん切りにする。
鍋にオリーブ油大さじ2、アンチョビ、にんにくを入れて中火で炒め、香りが出たら鶏肉を入れて炒める。
肉の表面の色が変わったら、レンズ豆、ドライトマト、チキンスープ、白ワイン、ローリエを加え、ふたをして30分間ほど煮る。
レンズ豆は戻す手間がなく、短時間で柔らかくなるので、スピーディーに煮上がる。
レンズ豆を食べてみて、柔らかくなっていたら、塩・こしょう各少々で味を調える。
レンズ豆が柔らかくなる前に煮汁がすくなくなったら、白ワインまたは水適宜を加えて煮るとよい。つくってしばらくおき、豆に煮汁を含ませてもおいしい。
◆飯塚宏子さんの技ありほったらかし術◆
~香りのよい食材や調味料で調理~
ほったらかしレシピは、ほったらかしにする間に、食材の短所を抑えて長所を引き出し、そしていかに味を回すかが重要。くせのある肉や魚は、ハーブや香味野菜、オリーブ油など香りのよい食材や調味料と一緒に調理するのが、おいしく仕上げるコツ。また、鶏肉を選ぶなら骨付きにするなど、うまみの出やすい食材を選ぶのもポイント。ワインやバルサミコ酢、トマトの水煮などは、じっくり火を通すと、うまみが凝縮されて豊かな風味とコクが出るので、煮込みなどのほったらかし料理におすすめ。
このレシピをつくった人
飯塚 宏子さん
イタリア・ローマに滞在していた経験を生かし、日本で手に入りやすい材料を使って、日本人に親しみやすいイタリア料理を提案している。東京都内で料理教室を主宰。
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