ぶりのサブジ風
サブジとはインドの野菜料理のこと。じゃがいものサブジにぶりを加えたら、バランスのよいおかずが完成しました。スパイスがぶりのクセをおさえてくれます。
写真: 岡本 真直
*1人分
材料
(2人分)
- ・ぶり (切り身) 2切れ(250g)
- 【下味】
- ・塩 小さじ1/2
- ・こしょう 少々
- ・じゃがいも 1コ(150g)
- ・しょうが 1かけ
- ・にんにく 1かけ
- 【煮汁】
- ・砂糖 小さじ2
- ・塩 小さじ2/3
- ・水 カップ1/2
- ・ごま油 大さじ3
- ・クミンシード 小さじ1/2
- *全体備考参照。
- ・カレー粉 小さじ2
つくり方
ぶりは1切れを3等分に切り、両面に塩、こしょうをふって【下味】をつける。じゃがいもはよく洗い、皮付きのまま3cm角に切る。しょうがは皮を薄くむいてみじん切りにし、にんにくもみじん切りにする。【煮汁】の材料を混ぜ合わせておく。
フライパンにごま油を入れて中火で熱し、しょうが、にんにく、クミンを入れて炒める。香りがたったらカレー粉を加え、約1分間炒める。じゃがいもを加えてさらに約3分間炒め、じゃがいもが透き通ってきたら、1のぶりを加える。ぶりの色が変わったら返し、同様に表面を焼く。
香味野菜やスパイスは、油でよく炒めることで、香りがたってくる。
火の通りやすいぶりは最後に加える。身が割れやすいので手で入れるとよい。
合わせておいた【煮汁】を回し入れ、煮立ったら、水でぬらしたペーパータオルをかぶせ、ふたをして弱火で約15分間蒸し煮にする。
【個性派切り身魚】
●ぶり
地方によって呼び方は異なるが、「わかし→いなだ→わらさ→ぶり」などと、成長に伴って呼び名が変わる出世魚で、縁起のよい魚としてもおなじみ。日本の各地の沿岸に分布する回遊魚。冬に水揚げされる脂ののったぶりは「寒ぶり」と呼ばれる。養殖も盛んで、手ごろな値段で手に入る。
◆食材メモ◆
◎クミンシード◎
地中海沿岸原産のセリ科の植物の種子。インド料理に欠かせないスパイスで、独特の香りとほのかな辛みがあり、カレー粉にも用いられる。シードタイプのほか、パウダータイプもある。
このレシピをつくった人
小田 真規子さん
健康に配慮した、つくりやすく、おいしい料理に定評がある。料理の基本、つくりおき、一人鍋、おつまみ、冷凍の活用、つくりやすい減塩メニューなど、初心者からシニア向けまで幅広く多種多様に料理を提案。身近な材料を活かした手軽なレシピが人気を集めている。
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