あさりの白ワイン蒸し
最後にオリーブ油で香りをプラスするのが、イタリア流。あさりが堅くならないよう、火を止めるタイミングが肝心です!
写真: 岡本 真直
*1人分
*あさりを砂抜きする時間は除く。
材料
(2人分)
- ・あさり 2パック(500g)
- ・塩 適量
- ・オリーブ油 大さじ1
- ・にんにく (薄切り) 3枚
- ・白ワイン カップ1
- ・イタリアンパセリ (またはパセリ) 適量
- ・エクストラバージンオリーブ油 適量
つくり方
ボウルに3%の塩水(水1リットルの場合、塩大さじ1+2/3)とあさりを入れ、新聞紙などをかぶせて常温で30分間~1時間おく。
砂抜き後、あさりを両手ですくい、においをかぐ。生臭いものは、腐っていたり、泥が詰まっているので取り除く。
塩水の中で、殻と殻をこすり合わせるように洗い、ざるに上げて水けをきる。さらに軽く水洗いする。
鍋にオリーブ油とにんにくを入れて弱火にかけ、香りがたってきたら、あさりを加える。
白ワインを加えて全体をざっと混ぜ、ふたをして蒸し煮にする。
1つ、2つ、殻が開く音がしたら、鍋を揺すって熱を均一に回す。半分以上開いたら火を止め、再度鍋を揺する。そのまま20~30秒間ほどおき、余熱で残りのあさりの殻を開かせる。
刻んだイタリアンパセリを加えてざっと混ぜ、器に盛って蒸し汁をかける。最後にエクストラバージンオリーブ油を回しかける。
【あさりの特徴】蒸し汁にもうまみがたっぷり
貝の身はもちろん、蒸し汁も利用価値大。濃厚なうまみが出るので、だし代わりにも使えます。
【あさりのコツ】
ポイント1 砂抜きは塩水で
・海水と同じくらいの塩水につけると、よく砂を吐きます。吐いた砂や塩水が飛び散らないよう、新聞紙をかぶせて。
ポイント2 火を通しすぎない!
・火を通しすぎると、身が縮んで堅くなってしまうので要注意。弱火で蒸し、最後は余熱で火を通します。
このレシピをつくった人
有馬 邦明さん
イタリア料理店で修業の後、イタリア ロンバルディア、トスカーナ州などで経験を積む。2002年、東京にレストランをオープン。(2023年時点閉店)
食材は自ら生産者の素に足を運ぶというこだわりよう。地方における料理監修も多数行なっている。丁寧につくられる一皿に魅了されるファンが多い。
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