黒糖かりんとう
どこか懐かしさを感じさせるお菓子「かりんとう」。実は材料もつくり方も意外にシンプルなので、お菓子初心者でも、きっと大丈夫!カリッ、ポリッといい音をさせてちょっと一服しませんか?
写真: 蛭子 真
*生地1/2量分
*生地を休ませる時間、冷ます時間は除く。
材料
(つくりやすい分量/約150本できる)
- ・薄力粉 180g
- ・グラニュー糖 20g
- ・ベーキングパウダー 小さじ2(6g)
- ・牛乳 95ml
- ・打ち粉 (強力粉) 適量
- 【あめ】*揚げ上がり約150gに対してのあめの分量。つくり方の4、7参照 。
- ・黒砂糖 50g
- ・水 カップ1/4
- ・サラダ油
つくり方
ボウルに、薄力粉、グラニュー糖、ベーキングパウダーをふるい入れる。
牛乳を加え、生地がまとまって滑らかになるまで練る。生地をラップで包んで、冷蔵庫で30分間ほど休ませる。
台の上に打ち粉をふり、2の生地を4~5mm厚さに麺棒でのばす。
のばしたい厚さの板をおいて麺棒を転がすと、均一にのばしやすい。
生地を5mm幅、5cm長さに切る。
次の揚げる工程と【あめ】にからめる工程は、生地の1/2量ほどが扱いやすいので、2度に分けて作業をするのがおすすめ。生地は冷蔵庫で2日間保存できる。切れ端は「つぶつぶかりんとう」に使う。
揚げ鍋にサラダ油を180℃に熱する。4の生地を数本ずつ入れ、網じゃくしなどで表裏を返しながら5分間ほどじっくり揚げる。
揚げ上がったら、油をきっておく。
鍋に黒砂糖と水を入れ、中火にかける。黒砂糖が溶け、細かい泡が出てきたら6を加える。へらでよく混ぜ、かりんとうが1本ずつ離れて、【あめ】がまんべんなくからむまで加熱する。
オーブン用の紙の上に広げて冷ます。
冷めたら、密封できる袋や容器に入れて保存を。2週間を目安に食べきる。
【つくる前にちょっと覚えておきたいこと】
今回のかりんとうのように、薄力粉を使って揚げ菓子をつくる場合は、分量どおりのベーキングパウダーと砂糖を加えることで、破裂を防ぐことができます。粉と水だけで練った生地を揚げると、揚がった表面が膜のようになり、中の空気の逃げ場がなくなって破裂することがあるためです(商品パッケージにも同様の注意書きがあります)。
このレシピをつくった人
上田 悦子さん
神戸市内で30年以上お菓子教室を主宰し、洋菓子店をもつ。新しい素材を使ったお菓子や、基本のお菓子をよりおいしく進化させる研究も欠かさない。
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