NEO!ゆで上げアスパラと目玉焼き
アスパラガスのおいしさは、ゆで方次第。根元と皮を加えた湯でゆでると、味が濃厚に。卵は水分の多い水溶性卵白を除くとプリッとした食感に。焼くときは弱火で、塩は白身にだけふりましょう。おいしく、きれいな目玉焼きがつくれますよ!
写真: 三浦 英絵
*1人分
*1人分
材料
(2人分)
- ・グリーンアスパラガス 6本(200g)
- ・卵 2コ
- ・塩
- ・オリーブ油 小さじ1
- ・バター 10g
- ・黒こしょう (粗びき) 少々
つくり方
アスパラガスは根元を2〜3cm折る(堅い場合は包丁で切り落とす)。ピーラーで下から3〜4cmの皮をむく。フライパンに水1リットル、アスパラガスの根元と皮を入れて強火にかける。沸騰したら弱火にし、そのまま1〜2分間ゆでる。
1に塩小さじ2弱(10g)を加えて、アスパラガスを1分30秒〜2分間ゆで、ざるに上げる。水けをきって根元と皮を除いてバットに入れ、オリーブ油をからめて、塩1つまみ(1g)で味をつける。
ゆで時間は太さで調整。小指の太さくらいで1分20秒間、薬指で1分30秒間、中指や人さし指で1分40秒間、親指で2分間が目安。
◎ゆで汁で、さらにおいしく
根元と皮のゆで汁には、ほのかな甘みと香りが。1%の塩を加えて、飲んでもおいしい汁でアスパラガスをゆでると、味が濃くなる。
◎オイルで水分をキープ
ゆでたアスパラガスを冷水にとると水っぽくなるので、オリーブ油をからめて保湿をし、塩をふれば味がしっかりとつく。
卵を茶こしに割り入れ、水溶性卵白をこす。茶こしに残った卵をボウルに移す。
◎白身の濃さを均一に
サラサラの水溶性卵白を除くと、白身の厚みが均一になってムラなく焼け、味も濃くなる。こした水溶性卵白はみそ汁の具などに活用しても。
フライパンにバターを入れ、弱火にかける。バターが溶けたら3の卵を低い位置から静かに入れる。黄身の周りの白身が固まったら火を止め、白身にだけ塩1つまみをふる。アスパラガスを器に盛り、目玉焼きをのせる。好みで黒こしょうをふる。
◎卵はやさしく扱うこと
火加減は弱火で。静かに卵を入れると黄身がつぶれず、なめらかに仕上がる。塩は白身にのみふる。黄身にふると塩が溶けて表面で固まり、斑点状になってしまう。
このレシピをつくった人
樋口 直哉さん
第48回群像新人文学賞を受賞し、作家デビュー。二足のわらじをはく。今までの料理の構造や調理プロセスを検証し、新しいレシピを提案。雑誌やウェブで活躍中。
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