りんごのジャム
フレッシュな口当たりとキレのよい甘みが味わえる、新感覚のりんごジャム。強めの火加減で短時間に仕上げるのが、ろみさん流です。りんごは半量を角切りにしてシャキシャキ感を生かし、残りは粗いみじん切り状にして、程よいとろみをつけます。
写真: 広瀬 貴子
*全量
*瓶に詰める時間は除く。
材料
(つくりやすい分量)
- ・りんご (正味) 600g
- *約3コ分。皮と芯を除いて重さを量る。
- ・グラニュー糖 480g
- ・レモン汁 小さじ2
下ごしらえ・準備
つくる前にしておくこと
1 瓶とふたはきれいに洗って水けをきり、布巾を使わず自然にしっかりと乾かしておく。
つくり方
りんごは半量を8mm角に切る。
残りのりんごは一口大に切ってフードプロセッサーに入れる。レモン汁を加えてかくはんし、粗いみじん切り状にする。
フードプロセッサーがなければ、粗めにすりおろしてもよい。
なるべく直径の大きな鍋にすべての材料を入れてよく混ぜ、強めの中火にかける。耐熱のへらで混ぜながら火を通し、煮立ってきたら、火を弱めずにアクを取りながら煮る。
アクが出なくなり、泡が大きくなってツヤが出てきたらでき上がり。火を止めて瓶に詰める(全体備考参照)。
小さめの瓶に小分けにし、フレッシュなうちに食べきるのがおすすめ。一度使用した瓶のふたは密閉度が低いので、新しいものを使う。
●常温で約6か月間保存可能。
◇ジャムの詰め方◇
保存性を高めるためには、乾いた瓶に熱いジャムを手早く詰めることが大切。やけどをしないように、慣れないうちは作業用手袋を使用してもよい。途中でジャムが冷めてしまったら、再び火にかけて温め直す。
1、ジャムが熱いうちに、先のとがったレードルやスプーンで瓶の九分目まで詰める。
熱いジャムがこぼれて手につかないように注意。
2、瓶の縁についたジャムを拭き取る。
縁についたところから空気が出入りすることによって雑菌がつくので、必ず拭き取る。
3、しっかりとふたをして逆さまにする。2分間ほどおき、上下を戻して冷ます。
◆りんごの切り方を変えて!◆
切り方を変えるだけで見た目や食感、果汁の量にも違いが生まれ、仕上がりに変化がつく。
◎角切り→薄いいちょう形に
柔らかくしなやかな食感が好みなら、りんごの半量の切り方を薄いいちょう形に。
◎スライサーで細切りに
全量をスライサーで短めの細切りにすると表面が粗く、全体がからみやすくなり、トロリとしたジャムに。
このレシピをつくった人
いがらし ろみさん
幼いころからお菓子づくりが好きで、洋菓子メーカーに就職したのち、パリで学ぶ。神奈川県鎌倉市でジャム専門店を主宰。フランス菓子の味からヒントを得たオリジナルのジャムが注目を集めている。
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