世界で2番目においしいラザニア
パリパリに焼けた上のパスタが、食感のアクセントに。パーティー料理にもピッタリです。飯塚さんがローマでの隣人から教わったレシピで、「彼女がつくるのが世界でいちばんだから、世界で2番目においしい」という、とっておきのラザニアです。
写真: 竹内 章雄
*1人分
*1人分
*パスタを手打ちする時間は除く。
材料
(25×35cmのグラタン皿1コ/10~12人分)
- 【ラザニア用パスタ】*10~12枚分。
- ・強力粉 200g
- ・薄力粉 200g
- ・卵 3~4コ
- ・塩 大さじ1
- ・オリーブ油 大さじ1+1/2
- ・塩 小さじ1
- ・オリーブ油 小さじ1
- 【ミートソース】*余ったら冷凍保存できる。
- ・牛ひき肉 (赤身) 600g
- ・にんにく (薄切り) 2かけ分
- ・にんじん (すりおろす) 1/2本分
- ・セロリ (長さを2等分にする) 1本分
- ・たまねぎ (根を残してくし形に切る) 1コ分
- ・トマトの水煮 (缶詰/ホールタイプ) 4缶(1.6kg)
- ・赤ワイン カップ1
- ・ローリエ 1枚
- 【ホワイトソース】*余ったら冷凍保存できる。
- 【A】
- ・バター 30g
- ・オリーブ油 大さじ2
- ・小麦粉 50g
- ・牛乳 カップ3
- ・ナツメグ (粉末) 少々
- ・ゆで卵 (薄切り) 4コ分
- ・モッツァレラチーズ (一口大にちぎる) 300g
- ・パルメザンチーズ (すりおろす) カップ1/2
- ・オリーブ油 大さじ2
- ・塩
- ・こしょう
- ・バター 少々
下ごしらえ・準備
【ラザニア用パスタ】のつくり方
1 強力粉と薄力粉は台の上にこんもりとのせて中央をドーナツ状にくぼませ、卵を割り入れ、塩大さじ1、オリーブ油大さじ1+1/2を入れる。
2 フォークで卵を溶きほぐしながら、塩、オリーブ油と混ぜ合わせる。よく混ざったら、粉を内側からフォークで少しずつくずしながら混ぜ込んでいく。
3 生地がもったりとしてきたら、フォークから手にかえ、残りの粉を中央にかぶせるようにして混ぜる。
4 生地を手のひらで押すようにしてよくこねる。粉が生地に入っていかなくなったら、無理に混ぜ込まなくてよい。
5 生地が耳たぶくらいの堅さになったら丸め、固く絞ったぬれ布巾をかぶせて20分間ほど休ませる。
6 5を直径4~5cmのボール状に丸め、1コずつパスタマシンにかける。最初は厚い目盛りにし、1回かけるごとに半分に折りたたみ、90度回してさらにかける。徐々に薄い目盛りにし、0.5mm厚さ程度になるまでのばす。
! ポイント
パスタマシンがない場合は、麺棒を使ってのばす。台に強力粉適量をふり、90度ずつ回しながら均一にのばしていく。生地の卵の分量を増やすとのばしやすい。
7 熱湯に塩・オリーブ油各小さじ1を加え、6を1枚ずつゆでる。湯に入れて浮いてきたらすぐに引き上げて冷水にとり、紙タオルの上にのせて水けを取る。すぐにゆでない場合は強力粉(分量外)をふり、固く絞ったぬれ布巾をかけておく。
! ポイント
ゆでて冷凍可能。長いままラップで包み、クルクル巻いて、冷凍庫へ。
つくり方
【ラザニア用パスタ】は下ごしらえ・準備7を参照し1枚ずつゆでる。
【ミートソース】をつくる。鍋にオリーブ油大さじ2を中火で熱し、にんにく、にんじん、セロリ、たまねぎを入れて炒める。ひき肉を加え、色が変わるまで炒める。
2にトマト水煮を缶汁ごと加えて木べらでつぶし、赤ワイン、ローリエを加えて煮る。煮立ったら中火にし、時々混ぜながら半量になるまで煮詰める。セロリ、たまねぎ、ローリエを取り出し、塩・こしょう各適量で味を調える。
【ホワイトソース】をつくる。鍋に【A】を熱し、小麦粉を加えて弱火でよく炒める。粉っぽさがなくなったら牛乳をカップ1ずつ加えて泡立て器で混ぜる。なめらかなとろみがついたらナツメグと塩・こしょう各少々で味を調える。
グラタン皿にバター少々を塗り、1のパスタを底に縦1列に並べる。パスタの両端が皿から5~7cmほどはみ出すようにする。上に【ミートソース】を大さじ6程度、たっぷり敷き詰め、その上にパスタを横1列に並べる。次に【ホワイトソース】を大さじ5程度、たっぷり敷き詰める。さらにパスタを縦1列に並べ、ゆで卵、モッツァレラチーズ、パルメザンチーズ各適量を散らす。容器がいっぱいになるまで繰り返し、最後に【ミートソース】、ゆで卵、モッツァレラチーズ、パルメザンチーズをのせる。はみだしたパスタを中に折り込む。
5を台の上に軽く落として空気を抜く。240℃に温めたオーブンで20分間、焼き色がついてフツフツとするまで焼く。
★器の大きさに合わせて、半量や1/3量でつくってもよい。取り出した野菜はそのまま食べても。
このレシピをつくった人
飯塚 宏子さん
イタリア・ローマに滞在していた経験を生かし、日本で手に入りやすい材料を使って、日本人に親しみやすいイタリア料理を提案している。東京都内で料理教室を主宰。
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