ユーリンチー
揚げた鶏もも肉に、香味満点のたれをかけたごちそうメニュー。見た目が華やかで、おもてなしにもピッタリです。
写真: 野口 健志
*1人分
材料
(2人分)
- ・鶏もも肉 1枚(300g)
- 【A】
- ・酒 大さじ2
- ・塩 小さじ1/4
- ・こしょう 少々
- 【香味だれ】
- ・酢 大さじ2
- ・砂糖 大さじ2
- ・ねぎ (みじん切り) 大さじ2
- ・しょうゆ 大さじ1+1/2
- ・水 大さじ1+1/2
- ・レモン汁 大さじ1
- ・しょうが (すりおろす) 大さじ2/3
- ・パセリ (みじん切り) 大さじ1/2
- ・ごま油 小さじ1
- ・レタス 適量
- ・かたくり粉 適量
- ・サラダ油
つくり方
鶏肉は厚みのあるところに横に包丁を入れて開き、全体の厚みを均一にする。
包丁で全体を十文字になるよう斜めにたたいて浅く切り目を入れ、味が入りやすくする。筋は、包丁の刃元で切る。こうしておくと、揚げたときに縮みにくい。
2の鶏肉を縦半分に切り、それぞれ4等分のそぎ切りにし、【A】をもみ込んで下味をつける。
3に1切れずつかたくり粉をまぶし、余分な粉を落とす。表面に霧吹きで水少々をかけ、肉に粉をなじませる。こうしておくと、油の中で粉が落ちない。
フライパンにサラダ油を2~3cm深さまで注ぎ、140℃くらい(水でぬらして拭いた菜箸を入れたとき、細かい泡が静かに出る状態)に熱し、4を入れて2~4分間ほど揚げる。肉にほぼ火が通ったら一度取り出し、油の温度を180℃に上げる。肉を戻し入れて、カリッと色づくまで1~2分間ほど揚げる。
ボウルに【香味だれ】の材料を入れ、よく混ぜ合わせる。レタスは外側の葉を1~2枚外し、数枚分はせん切りにする。器にレタスの外側の葉をのせてせん切りのレタスを詰め、5をのせて【香味だれ】をかける。
◆肉の厚みをそろえてムラなくパリッと!◆
ユーリンチーは、衣のパリッとした食感が命。そのためには、肉の厚みを薄く均一にすることが大切。肉の厚みにバラつきがあると、火の通りにムラができ、揚げる時間も長くかかる。油の量も、肉が薄いほうが少なくてすむ。さらに、二度揚げをすることでよりパリッと揚がる。まずは低めの温度で中まで火を通していったん取り出し、油の温度を上げて再びきつね色になるまで揚げれば、理想的な揚げ上がりに。
このレシピをつくった人
菰田 欣也さん
調理師専門学校を経て、19歳から陳建一氏に師事し、現在は中華料理レストランオーナーシェフ。2004年の中国料理世界大会(中国・広州)、個人熱菜部門で日本人初の金賞を受賞。
プロならではのコツを押さえた、家庭でもつくりやすいレシピで、講習会やテレビ、雑誌などで幅広く活躍中。
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