春巻
カリカリの皮とトロッとしたあんのコンビネーションが決め手です。きつく包むと破れやすいので、少し空気を含ませながら包むのがコツです。
写真: 原 ヒデトシ
*1本分
*具の粗熱を取る時間は除く。
材料
(8本分)
- ・春巻きの皮 10枚
- ・豚バラ肉 (薄切り) 60g
- ・たまねぎ (小) 1/3コ(60g)
- ・生しいたけ 3枚(45g)
- ・キャベツ (小) 2枚(150g)
- 【A】
- ・酒 小さじ1
- ・しょうゆ 少々
- ・塩 少々
- ・こしょう 少々
- 【B】
- ・チキンスープ カップ1/4
- *顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと)(中国風)を表示どおりに湯で溶く。
- ・紹興酒 大さじ1/2
- *または酒。
- ・しょうゆ 大さじ1
- ・砂糖 小さじ1/2
- ・塩 少々
- ・こしょう 少々
- ・水溶きかたくり粉 大さじ1強
- *かたくり粉を同量の水で溶いたもの。
- ・ごま油 大さじ1/2
- ・小麦粉 少々
- ・しょうゆ 適量
- ・酢 適量
- ・練りがらし 適量
- ・サラダ油
つくり方
豚肉は5mm幅の細切りにする。しいたけは軸を除いて7~8mm幅に切る。たまねぎは繊維を断ち切るように薄切りにする。キャベツは軸を除き、5mm幅の細切りにする。春巻の皮のうち、2枚は4等分の正方形に切る。【B】は混ぜ合わせておく。
フライパンにサラダ油小さじ2を中火で熱し、豚肉を炒める。【A】を加えて下味をつけ、取り出す。フライパンにサラダ油小さじ1を足し、たまねぎ、しいたけ、キャベツを順に入れて中火で炒める。野菜が柔らかくなったら、豚肉を戻し入れる。
2に【B】を加えて味をつけ、炒めながら水分をとばす。火を弱めて水溶きかたくり粉を回し入れ、よく混ぜてとろみがついてきたら、火を強めて一度煮立たせる。ごま油を回し入れて風味をつけ、バットなどに広げて粗熱を取る。
春巻の皮1枚につき、1で4等分した皮を1枚のせ、8等分にした3をのせる。手前を少し折って両端を折りたたみ、クルクル巻いて、最後に水で溶いた小麦粉少々をつけてとめる。残りも同様に包む。
皮が破れないよう、あんをのせる部分に4等分にした皮を敷いて補強する。
フライパンにサラダ油を3cm深さまで入れて160℃に熱し、4を巻き終わりを下にして入れる。時々菜箸で混ぜながら、皮が色づくまで3~4分間揚げる。最後に油の温度を180℃に上げ、カリッとさせる。器に盛り、しょうゆ、酢、練りがらしを添える。
巻き終わりを下にして油の中に入れると、揚げている間に皮がはがれない。
【紹興酒】
もち米と麦こうじを主原料にした中国の醸造酒。芳じゅんでまろやかな味わいが特徴。中国料理の下味や味つけ全般に使われる。
160℃の目安:一度水でぬらして拭いた菜箸を入れたとき、ゆっくりと細かい泡が出る状態。
180℃の目安:一度水でぬらして拭いた菜箸を入れたとき、シュワシュワと勢いよく泡が出る状態。
このレシピをつくった人
中川 優さん
四川料理を日本に広めた陳建民氏のもとで修行後、都内の中国料理店店主に。厨房で腕をふるかたわら、料理講習会なども行っている。
つくったコメント