きょうの料理レシピ
ほろほろご飯
「ほろほろ」は、岩手に伝わる郷土料理。刻んだくるみに、大根のみそ漬け、そして本来は「うこぎ」という低木の新芽を摘んで使いますが、どなたにもつくりやすいよう、春菊で代用した一品です。
写真: 工藤 雅夫
エネルギー
/430 kcal
*1人分
調理時間
/25分
材料
(3~4人分)
- ・ご飯 400ml分(カップ2)
- ・春菊 2株
- ・くるみ (むき身) 30g
- ・八丁みそ 大さじ2
- ・大根のみそ漬け (5mm角に刻む) 大さじ3
- *市販品で良い。 甘みの少ない辛口の古漬 けを使用。
- ・白ごま 大さじ4
- ・しょうがの梅酢漬け 少々
- *あれば。
- ・塩
- ・うす口しょうゆ
つくり方
1
春菊は塩少々を加えた熱湯でサッとゆで、冷水にとってきつく絞る。細かく刻んでうす口しょうゆ小さじ1をふり、サッと混ぜ、さらしの布巾に包んでもう一度きつく絞る。
2
くるみはフライパンでからいりし、飾り用を少々取り分け、残りを細かく刻む。
3
八丁みそはオーブン用の紙に5㎜厚さに広げ、250℃に温めたオーブンで約8分間焼いてほぐす。
4
しょうがの梅酢漬けは、小さい花びらの形に切る。
5
水で湿らせた盤台(または大きいボウル)に炊きたてのご飯を移し、塩小さじ1/3と白ごまをふる。1、2、3の具、大根のみそ漬けを散らし、盤台を回しながらしゃもじでサックリと混ぜる。
! ポイント
器に盛り、2で取り分けておいたくるみと4をあしらう。
全体備考
八丁みそ
愛知県岡崎市特産の豆みそ。昔は木じゃくしに塗って火にかざし、ゆっくりあぶって焼きみそにしましたが、オーブンでも香ばしく焼けます。
きょうの料理レシピ
2015/03/03
【春のご飯もの】ばぁばのとっておきご飯
このレシピをつくった人
鈴木 登紀子さん
(1924~2020)青森県生まれ。都内で料理教室を主宰。本格懐石から毎日の惣菜まで、味わい深く凛とした盛りつけの和食を伝える第一人者。テレビのバラエティー番組でも活躍。
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