煮しめ
お正月らしさを飾り切りにした野菜で演出してみては!煮汁の煮詰め具合で好みに仕上げます。
写真: 大山 克巳
*全量
*干ししいたけを戻す時間、味を含ませる時間は除く。
材料
(つくりやすい分量)
- ・里芋 8コ
- ・ごぼう 1本
- ・れんこん 1節(150g)
- ・干ししいたけ 6枚
- ・こんにゃく 1枚(250g)
- ・厚揚げ 1枚(250g)
- ・だし カップ3+1/2
- 【A】
- ・しょうゆ 大さじ3
- ・酒 大さじ2
- ・砂糖 大さじ2
- ・塩 小さじ1/2
- ・にんじん 1本
- ・絹さや 8枚
- 【B】
- ・だし カップ1
- ・砂糖 小さじ1
- ・塩 1つまみ
- ・塩
下ごしらえ・準備
手綱こんにゃく
1 こんにゃくは短冊形に切る。中央に2cm程度の切り込みを入れ、端をくぐらせる。
ねじり梅
2 にんじんを輪切りにし、梅型で抜く。花びらの溝から中央に向かって、放射状に浅く切り目を入れる。花びらの中央から切り目に向かって包丁を斜めに入れてそぐ。
花れんこん
3 れんこんは5cm長さに切り、穴と穴の間に切り込みを入れる。穴の丸みの左半分の形に沿って、皮をV字に取り除きながら1周する。上下を持ちかえ、残った皮を同様にV字に取り除く。端から薄切りにする。
つくり方
干ししいたけはぬるま湯で柔らかく戻し、軸を切り落とす。
里芋は皮をむく。ごぼうは皮をたわしでこすってよく洗い、斜めに5mm厚さに切る。れんこんは花形に皮をむき(下おしらえ・準備参照)、8mm厚さの輪切りにする。それぞれ、水にさらしておく。
こんにゃくは端から5mm厚さに切り、中央に2cmほどの切り込みを入れて一方をくぐらせ、手綱の形にする(下ごしらえ・準備参照)。熱湯で2分間ほどゆでて、ざるに上げる。厚揚げは熱湯でサッとゆでて油抜きをし、縦半分に切ってから、端から2cm幅に切る。
にんじんは皮をむき、7mm厚さの輪切りにして、梅の抜き型で抜き、飾り切りをして(下ごしらえ・準備参照)柔らかく塩ゆでする。絹さやは筋を取り、サッと塩ゆでする。小鍋に【B】を入れてひと煮立ちさせ、粗熱を取って保存容器に入れる。にんじんと絹さやも入れ、冷蔵庫で保存する。
2の野菜は、それぞれ10分間ほどゆでて、水けをきる。
鍋に、だしと1、3、5を入れて(材料をいっしょに煮ることで、野菜のうまみや厚揚げのコクが全体になじむ)中火にかける。煮立ったら弱火にし、落としぶたをして10分間煮る。【A】を加えて15~20分間煮て、材料が柔らかくなり、煮汁がちょうどよい味に煮詰まったら火を止め、そのまま味を含ませる。
《保存》
冷めたら保存容器に移し、冷蔵庫で保存。このとき材料ごとに分けておくと、盛りつけるときに便利。
このレシピをつくった人
渡辺 あきこさん
各地に伝わる郷土料理に興味をもち、全国の「母の味」を訪ね歩くことがライフワークに。料理教室やテレビ番組、数々の著書を通して、ほっこりとした家庭料理のレシピを伝え続けている。
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