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だしが決め手!「茶碗蒸し」レシピ【工程写真付】

調理手順に写真を付けたレシピを「きょうの料理ビギナーズ」から厳選してお届け。
いつものレシピがよりわかりやすいので、ビギナーさん必見です。

今回は「茶碗蒸し」のつくり方をご紹介します。
だしの割合を多めにした卵液でつくるので、料理初心者でも失敗しにくく、柔らかく仕上がります。

写真:野口 健志

茶碗蒸し

講師:浜崎典子

材料

(2人分)

・鶏ささ身(筋なし)* … 1本(40g)

【下味】
 ・酒 … 少々
 ・しょうゆ … 少々

・生しいたけ … 2枚
・みつば … 4本
・かまぼこ(5mm厚さに切る) … 2枚(10g)
・卵 … 1コ
・一番だし(全体備考参照) … カップ1

【A】
 ・みりん … 小さじ1/2
 ・塩 … 小さじ1/3
 ・しょうゆ … 小さじ1/3

*筋がある場合は取り除く。

つくり方

  1. ささ身は斜めにねかせるように包丁を入れて一口大に切り(そぎ切り)、下味をからめておく。しいたけは軸を除き、かさにV字の浅い切り目を放射状に3本入れる。みつばは2cm長さに切る。耐熱の器2コに、しいたけ、ささ身、かまぼこの順に等分に入れる。

  2. 鍋にだしを入れて中火で軽く温め、火を止める。【A】を加えてよく混ぜ、粗熱を取る。

  3. ボウルに卵を溶きほぐす(写真左)。2を少しずつ加え(写真右)、泡立てないように混ぜ、ざるでこす。1の器に等分に注ぎ、スプーンで泡を除く。

    卵を溶くときは、菜箸で直線上を往復させるように手早く動かすと卵白が切れて泡も立ちにくい。菜箸を持ち上げたときに卵白が引っ掛からないくらいまで溶く。泡が立つと表面がきれいに仕上がらない。

  4. フライパンに水を約3cm深さまで注ぎ、強めの中火にかける。沸騰したら、3を入れる。

    水が冷たいうちに入れてはダメ!蒸気が立ってから入れると、加熱ムラができにくい。

  5. 水滴が落ちないよう、布巾で包んだふたをかぶせ、1~2分間たって表面が白っぽくなってきたら弱火にし、ふたを少しずらしてかけ、8~10分間蒸す。火を止めてみつばをのせ、ふたをピッチリとして1~2分間蒸らす。

    卵液の水分が加熱で泡立った状態で卵が固まると小さい穴が開く。これが"す”で、口当たりが悪くなる。原因は加熱のしすぎ。最初の1~2分間だけ強めの中火にし、あとは弱火にすれば防げる。

全体備考

◆一番だしのとり方(でき上がり/約カップ2+1/2)◆
1.鍋に水カップ3、昆布7~8cm四方1枚を入れ、20~30分間おく。中火にかけ、煮立つ直前に昆布を取り出す。
2.削り節(かつお節)20~30gを加え、アクを除きながら弱火で約1分間加熱して火を止め、2~3分間おく。ペーパータオルを敷いたざるでこす。

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エネルギー:70kcal(1人分)
調理時間:30分

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