「花びらもち」のつくり方を工程写真付きでご紹介します。
もち、ごぼう、みそ、異なる3つの食感が一体となるよう、全てを柔らかく仕上げました。伝統にのっとった上品な甘みの和菓子です。
花びらもち
材料
材料(約10人分)
【ごぼうの蜜漬け】
・ごぼう … 1本
・水 … 300ml
・上白糖 … 300g
【みそあん】
・白こしあん … 250g
・水 … 200ml
・白みそ … 40g
【生地】
・白玉粉 … 60g
・水 … 200ml
・上白糖 … 160g
・上新粉 … 100g
・食用色素 (赤) … 適量
・片栗粉(手粉用)
下ごしらえ・準備
-
上白糖はざるでこしておく。
-
白こしあんを炊いておく。(つくり方は全体備考のリンク先を参照)
-
楕円の型がない場合、直径9cmの丸型を押して変形させつくっておく。長さ約10cm、幅約8cmがめやす。
つくり方
-
【ごぼうの蜜漬け】をつくる
ごぼうを水で洗い、約10cmの長さに切る。途中さし水をしながら約2時間、簡単に竹串が刺さる程度にゆでる。
-
別の鍋に蜜の材料(水、上白糖)を入れ、火にかけて溶かす。1でゆでたごぼうを引き上げ、蜜の中に加え、一度沸騰させてから火を止めて、紙蓋をして一晩おく。
-
ごぼうの汁けをきり、6~8等分の細さに切る。
-
【みそあん】をつくる
白こしあんに分量の水を加えて中火にかけ、炊きなおす。あんを少しへらに取り、さわってみて手につかなくなるまで炊く。
やけどに注意。
-
白みそを加えて火にかける。全体に混ざればよい。
-
バットに小分けにし、熱が取れるまで常温で冷ます。
-
【生地】をつくる
白玉粉に分量の水の一部を加える。耳たぶぐらいのかたさになるまで練り、指先でダマを完全につぶす。
-
残りの水を数回に分けて加え、溶きのばす。
-
別のボウルに上白糖、上新粉を入れて混ぜ合わせ、ここに8を少量ずつ加えながら混ぜる。
-
出来上がった【生地】の1/3を色素で薄赤色に染める。
-
蒸し物枠に、濡らしてかたく絞ったさらしを広げ、蒸し器に準備する。そこへ2色の【生地】をそれぞれ流し、約20分間蒸す。
重ねて蒸すときは赤い生地を下にして、色が移らないようにする。
-
中心部分を食べてみて、粉っぽさが無ければ蒸しあがり。
-
仕上げ
冷めたみそあんを15gに分け、楕円に丸めておく。
生地が蒸しあがる前に行う。
-
蒸しあがった【生地】を熱いうちにさらしの中でまとめ、片栗粉を入れたバットに移し、表面に片栗粉をまんべんなくまぶす。
やけどに注意。
-
【生地】を麺棒でそれぞれ3mm厚にのばす。白の生地は楕円の型(長さ約10cm、幅約8cm)で抜き、着色した生地は包丁で5cmの正方形に切る。
-
【生地】についた片栗粉をはけではらい、楕円の生地の上に、正方形の生地を重ねておく。
-
重ねた【生地】の手前半分に【みそあん】と【ごぼうの蜜漬け】をのせ、【生地】を半分にたたんで出来上がり。
全体備考
◆白こしあんのつくり方はこちら◆
「白こしあん」
●食べごろと保存方法
常温でおき、なるべく早めにお召し上がりください。
このレシピのマイレシピ登録はこちらから「花びらもち」
グレーテルのかまど「新春を寿(ことほ)ぐ花びらもち」より
【レシピ監修】辻󠄀調理師専門学校 上元純一
関連記事
ガナッシュをコーティングしてつくるパヴェ・ショコラと、型に流し込んでつくる宝石のようなボンボン・ショコラ。2種類のボンボン・ショコラをお楽しみください。
2023/01/11
カカオの風味が濃厚なブラウニーです。ぎっしり食べ応えあるブラウニーにするため、ベーキングパウダーを使わないレシピです。
2023/01/11
NHK Eテレで人気の番組「グレーテルのかまど」から、新春やこれからやってくるバレンタインデーにもぴったりなスイーツレシピを集めました。
2023/01/11