「キッチンから幸せ発信!」平野レミさん&和田明日香さん
15周年スペシャルインタビュー企画。第1回は、親子出演でも人気の平野レミさん(以下=レミ)と和田明日香さん(以下=明日香)のスペシャルインタビューをお届けします。
明日香開設15年ですか!15年前は20歳でした。その時には、まさか自分が親になっているとは考えもせず、母がつくってくれた料理をただ食べてましたね。13年前に結婚して料理を始めました。
レミあーちゃん、結婚してもう13年!?3人の子どもを育てながら、よくちゃんとご飯をつくっているわよね。
明日香育てているからつくっているのかな。でも自分もおいしいものを食べたいし、家族のためでもあるけど自分のためでもあるかも。
これまであまり、レミさんの料理指導を受けてこなかったという明日香さん。レミさんは、「正解はないからいいんだよーそれで。」といつも言ってくれたそうです。
一方、15年前のレミさんは、いまよりもっと忙しかったそう。
レミ和田さん(レミさんの夫・イラストレーターの故・和田誠さん)は、仕事ばかりして私は放っておかれたから、自分も仕事を忙しくしていたのね。でも、楽しかったから忙しくてもいやじゃなかったわ。
楽しいことが幸せ。「やるべきこととやりたいことが一致しているから幸せだね」と、和田さんも良く言っていたの。
私が結婚したころは、パクチーやアボカドなどはまだスーパーには売ってなかったけど、和田さんが、海外のものにもキャッチが早かったのよ。近所に外国人が住んでいてパクチーのタネをもらって庭に植えてたしね。
明日香はじめてレミさんの家に行ったのはパクチーをもらいに、でしたね。
レミアボカドもまだどこにも売ってない時、和田さんが手に入れてしょうゆかけて食べてたの。新しい食材に出会えたのも夫のおかげよね。
「みんなのきょうの料理」でのレミさんの人気レシピは、「豚眠菜園」です。ユニークなネーミングですね。
レミこれはね、もう40年もつくり続けているお気に入りのレシピなの。豆板醤を増やしたり、キャベツをレンチンしたり、つくり方も少しずつ進化させているんだけどね。
名前は夫がつけてくれたの。漢字4文字が中華料理っぽいでしょ。
イメージは、キャベツ畑の真ん中で眠る豚さん。ゆでた豚肉とキャベツにかける香ばしいピリ辛だれで野菜ももりもり食べられちゃう。和田家のモットーは、野菜を肉の3倍食べることだからね。
ピリ辛たれは保存がきくからつくっておくと便利!おすすめよ。
明日香さんの人気レシピ「豚しゃぶにらチーズだれ」は、明日香さんが「きょうの料理」の番組に初出演したときのものです。
明日香このレシピは、レミさんの『にらだれ』をアレンジしました。にらには辛みがあるけどチーズを加えたらマイルドになって、子どもが食べやすい味になりました。ゆで野菜のディップやソテーのソースにもおすすめです。
レミ未亡人のための味望人レシピをつくること!一人分を面倒くさがらず、つくれる簡単なレシピ。一人で静かに生きていくひとにエールを送る静かな料理本をつくりたい。でも、どうしても派手になっちゃうのよね。(笑)
明日香『10年かかって地味ご飯』本の第2弾をつくること。この本は、私が料理ができなかったからこそ伝えられる、コツのあるレシピを集めました。彩りはそっけないけど、しみじみおいしい料理なんです。
どちらも楽しみですね!
レミ手づくりでキッチンから幸せ発信!一膳のご飯、一杯のお茶でも、いい。おうちで食べるご飯が幸せ。自分のカラダのことは、自分で考えてね。
明日香レシピサイトにはたくさんのプロの料理家のレシピがあるけど、おいしいレシピに出会ったことがゴールではないと思います。
無いものをわざわざ買わなくても、家にあるもので何とかしたり。やりたいように頭を使って、自分流にアレンジして、楽しく料理してほしい。やっちゃいけないことはないので!
平野レミさん、和田明日香さん、これからもおいしい料理を楽しみにしています!
ありがとうございました。