若あゆ
意外にも身近な材料で簡単につくれます。生地を焼いたり、形をつくって顔をつけたり、工程を楽しみましょう。
写真: 宮濱 祐美子
*1コ分
*1コ分
*ぎゅうひの粗熱を取る時間、冷やし固める時間、生地を休ませる時間は除く。
材料
(10コ分)
- 【ぎゅうひ】
- ・白玉粉 35g
- ・水 70g
- ・上白糖 70g
- 【生地】
- ・上白糖 100g
- ・卵 2コ
- ・はちみつ 10g
- ・水 60g
- ・薄力粉 110g
- ・重曹 0.5g
- *1g以下を量れるはかりがない場合は、1g量ってその半量を使う。
- ・片栗粉
- ・サラダ油
下ごしらえ・準備
1 12×7.5cmくらいの型やバットの底全体に、茶こしで片栗粉適量をふる。
2 卵を溶きほぐす。
つくり方
耐熱ボウルに白玉粉を入れ、分量の水を少しずつ加えながら、泡立て器で溶きのばす。上白糖を加えて混ぜ、ラップをせずに電子レンジ(600W)に2分間かける。耐熱のゴムべらで全体を混ぜ、再びラップをせずに電子レンジ(600W)に30秒間かけ、よく混ぜる。
片栗粉をふった型に1を流し入れる。茶こしで片栗粉適量をふって指で平らにならし、さらに片栗粉をまんべんなくふる(乾燥防止)。粗熱が取れたらラップをして、冷凍庫で1時間冷やし固める。
型から取り出し、長辺を半分に切る。片栗粉適量をまぶしながら、1.5cm幅くらいの10等分の棒状に切る。
上白糖をざるでふるってボウルに入れ、溶き卵を3〜4回に分けて加え、泡立て器で混ぜ合わせる。
はちみつ、水の半量を加えて混ぜる。薄力粉をざるでふるい入れ、混ぜ合わせる(泡立てると【生地】がふくらみすぎるので、すり混ぜるように)。ラップをし、冷蔵庫で30分間以上休ませる。
残りの水で重曹を溶いて5に加え、混ぜ合わせる。
フライパンにサラダ油少々を薄く塗り、中火で温める。強めの弱火にし、玉じゃくしの8分目まで【生地】を入れ、スーッと動かしながら12×8cmくらいの楕(だ)円形になるよう、流し入れる。
流してから玉じゃくしで【生地】を広げようとすると、【生地】に跡がついてしまうので、流しながら楕円形にする。
1分30秒間ほどして、全体に細かい気泡が出てフツフツとしてきたら、裏返す。
20秒間ほど焼き、再び裏返す。3のぎゅうひ1切れを、【生地】の中央より少し手前に置く。
熱いうちでないと成形できないので、1枚ごとに形をつくる。
半分に折りたたみ、へらで全体を押さえる。
いったん火を止める。熱いうちに(やけどに注意)、尾の付け根を、少し折りたたむようにして両手で押さえ、くぼませる。おなか、顔の部分も指でギュッと押さえて閉じる。残りも同様にしてサラダ油少々を薄く塗って強めの弱火で焼き、合計10コつくる。
金串の先をコンロの火に当て、赤くなるまでしっかり焼く(焼けた金串に触れないように注意)。
金串の先端を【生地】に当てて目を、その横に縦に当ててエラをつける。
金串を当てやすいように、【生地】の向きを変えながら焼きつける。
金串を少しねかせるように当てて少しずらし、胸ビレをつける。
焼きつける度に、コンロの火で金串を熱する。
尾の部分に、筋を3本つける。残りも同様にする。
※はちみつを使っているので、1歳未満の乳児には与えないでください。
このレシピをつくった人
大森 慶子さん
製菓学校卒業後、和菓子店勤務、和菓子創作ユニット活動を経て、現在は東京都内で和菓子教室を主宰する。身近な材料で気軽に楽しめるレシピを提案する。
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