いり豆腐
電子レンジを使って時間を節約。水分の代わりに干しえびのうまみたっぷりの煮汁を吸わせ、ご飯にぴったりの一品に!
写真: 今清水 隆宏
*1人分
*豆腐の水けをきる時間は除く。
材料
(4人分)
- ・木綿豆腐 1丁(300g)
- ・干しえび 25g
- ・ぬるま湯 150ml
- ・生しいたけ 2枚
- ・絹さや 10枚
- ・卵 1コ
- ・白ごま 大さじ1
- 【A】
- ・干しえびの戻し汁 100ml
- ・みりん 大さじ1+1/2
- ・うす口しょうゆ 大さじ1+1/2
- ・塩
- ・ごま油 大さじ2
下ごしらえ・準備
豆腐の水けをきる
1 耐熱皿に紙タオルを敷き、木綿豆腐を適当な大きさにちぎってのせる。
2 ラップをしないで、電子レンジ(500W)に4分間かける。水分が蒸発し、紙タオルも豆腐の水けを吸うので効果的。
3 豆腐をざるにあけ、冷めるまでそのままおいて水けをきる。
! ポイント
豆腐を炒めたり、汁物にしたりするときに向く方法。電子レンジの代わりに、熱湯で3~4分間ゆで、ざるにあげても同じ効果がある。
つくり方
木綿豆腐は水けをきる。
干しえびは分量のぬるま湯に30分間浸して戻し、粗みじんに切る。戻し汁はとっておく。
しいたけは軸を切って薄切りにする。絹さやは筋を取り、せん切りにしてサッと塩ゆでし、冷水にとって水けをきる。
フライパンにごま油大さじ2を熱し、2の干しえびを入れて弱めの中火で炒める。しいたけを加えてしんなりするまで炒めたら1の豆腐を加えてさらに炒める。
【A】を加えて3~4分間いり煮にし、煮汁が少なくなったら溶いた卵を加え、ザックリと混ぜる。バットにあけ、白ごま、絹さやを加えて混ぜ、冷ます。
クッキングメモ
干しえびを早く戻したいときは、水に浸して電子レンジ(500W)に2~3分間かけ、冷めるまで10分間ほどおく方法もある。
このレシピをつくった人
斉藤 辰夫さん
大阪あべの辻調理師専門学校を卒業後、同校で教職員として日本料理の教授となる。パリ、スイス、ワシントンでも料理に携わる仕事をした国際派の料理家。
その後、エコール辻東京で専任教授を務める。
枠にはまらないユニークで新鮮な発想とわかりやすい指導に、幅広い層のファンがたくさん。現在は東京・国立で料理教室『斉藤辰夫料理スタジオ』を開いているほか、テレビや雑誌、講演などで忙しい毎日を送っている。著書に『煮もの』・『焼きもの』『全プロセスつき!基本の和食!』(ともに主婦と生活社)、『おいしい和食の大事典200』『和英つき 和食の辞典』(ともに成美堂出版)、『斉藤辰夫のいちばんかんたんな和食』(NHK出版)など多数。
現在、『NHK WORLD 』 “DINING WITH THE CHEF“に出演中。
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