きょうの料理レシピ
生麩のかやくご飯
京都のかやくご飯は、少量の具を細かく刻む「始末」の知恵が生きる料理です。今回は炊き上がりに生麩を混ぜ込み、もっちりした食感と、秋らしさを加えましょう。
写真: 蛭子 真
エネルギー
/320 kcal
*1人分
塩分/1.7 g
*1人分
調理時間
/10分
*米を炊く時間は除く。
材料
(3~4人分)
- ・米 360ml(2合)
- ・油揚げ 2/3枚
- ・にんじん 20g
- ・えのきだけ 1/2袋(100g)
- ・生麩 (もみじ麩/赤・緑) 合わせて1/3本(30g)
- 【A】
- ・水 340ml
- ・みりん 大さじ1
- ・うす口しょうゆ 小さじ1
- ・塩 小さじ1
- ・みつば (軸/1.5cm長さに切る) 適量
つくり方
1
米は洗い、ざるに上げる。
2
油揚げは紙タオルで余分な油を除き、1.5cm四方に切る。にんじんはみじん切りにする。えのきだけは根元を除き、1.5cm長さに切る。生麩は5mm厚さに切る。
! ポイント
具が少なくても、細かく切ることで全体に味が行き渡る。
3
炊飯器に米と【A】を入れて底からひと混ぜし、生麩以外の2を加えて普通に炊く。
4
炊き上がったら生麩を加え、底からサックリと混ぜる。器に盛り、みつばを散らす。
全体備考
【生麩】
小麦グルテンを原料とし、もっちりした食感が特徴。もみじ麩のように、四季の情景を表現したものも。今回は余熱だけで火を通すので、新鮮なものを選ぶとよい。
きょうの料理レシピ
2016/10/11
杉本節子の 町家で楽しむ京ごはん
このレシピをつくった人
杉本 節子さん
生家の京町家の保存活動をしながら、杉本家代々に伝わる記録を元に、京の食文化を研究。現在は「おばんざい」のむだを出さずに使いきる合理的なレシピに着目し、紹介に努めている。
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