ばぁばのかくし玉
豪快な中に愛情のこもった「お楽しみ大むすび」。焼きのりはたっぷり。具の取り合わせ次第で切り口の彩りが変わるのも合わせてお楽しみください。
写真: 工藤 雅夫
*全量
材料
(直径約15cm、1コ分)
- 【梅ご飯(A)】
- ・ご飯 40g
- *炊きたてのもの。
- ・梅肉 小さじ1/2
- *梅干しの種を除き、果肉を包丁でたたく。
- 【いり卵ご飯(B)】
- ・ご飯 60g
- *炊きたてのもの。
- ・卵 1コ
- ・塩 小さじ1/3
- 【さけご飯(C)】
- ・ご飯 100g
- *炊きたてのもの。
- ・塩ざけ (辛塩/切り身) 1/2枚
- ・白ごま 大さじ2
- 【青のりご飯(D)】
- ・ご飯 220g
- *炊きたてのもの。
- ・青のり粉 小さじ2
- ・塩 小さじ1/3
- ・焼のり (全形) 4+1/2~5枚
- ・貝割れ菜 適量
つくり方
いり卵をつくる。小鍋に卵を割り入れてほぐし、塩を加えてよく混ぜる。弱めの中火にかけ、菜箸3~4本で混ぜながら火を通し、パラパラになったら器に移す。
時々火から下ろし、鍋底をぬれ布巾で冷ましながら混ぜるとよい。
塩ざけは両面を焼いて皮と骨を除き、細かくほぐす。
焼きのりは、4種類の大きさを用意しておく。(全体備考参照)。
つけ足すときは、少し重ねてご飯粒ではり合わせるとよい。
【いり卵ご飯】は分量のご飯に1を、【さけご飯】は2と白ごまを、【青のりご飯】は青のり粉と塩を加えて混ぜる。
【梅ご飯】のご飯を【A】の焼きのりに広げ、梅肉を中央にのせて丸くにぎり、形を整える。
乾いたさらしの布巾で包むと手につかず、きれいにまとめやすい。
【いり卵ご飯】を【B】の焼きのりに、【さけご飯】を【C】に、【青のりご飯】を【D】にのせ、周囲を1~2cm残して広げる。
5のおむすびを【B】の中央にのせ、四方からきれいに包んで丸く形を整える。同様にして【C】、【D】に順にのせて包み、そのつど布巾に包んで形を整える。
ご飯が見えてしまう部分があれば、適宜焼きのりをつけ足せばよい。
水でぬらした包丁で半分に切り、器に盛る。根元を切り落とした貝割れ菜を添える。
◆焼きのりの大きさ(4種類)◆
【A】1/2×1/2
【B】1×3/4
【C】1(全形)×1(全形)
【D】30cm×30cm
(【D】は足りない部分をつけ足す)
このレシピをつくった人
鈴木 登紀子さん
(1924~2020)青森県生まれ。都内で料理教室を主宰。本格懐石から毎日の惣菜まで、味わい深く凛とした盛りつけの和食を伝える第一人者。テレビのバラエティー番組でも活躍。
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