干し柿
干し柿は、先人の知恵と自然の甘みがギュッと詰まった、日本の伝統的なドライフルーツです。柿をつるしたら、寒風の吹く日が待ち遠しくなりますよ。
写真: 野口 健志
*1コ分
*干す期間は除く。
材料
(つくりやすい分量)
- ・渋柿 24~25コ
- ・焼酎 適量
つくり方
渋柿は洗い、先端のほうから皮をむく。ヘタの下にも包丁の刃を入れ、ギリギリまできれいにむいておく。
食べるときに皮が口に入らないよう、丁寧にむく。ヘタと枝を残さないとひもがかけられないので、ヘタごと切り取らないこと。
用意したひもに、つるすとき下になるほうの側から1の柿をくくりつける。7~8cm間隔をあけながら、1本に5コずつつけていく。
すべての柿をひもにくくりつけたら、雨が当たらず風通しのよい軒下や物干しざおなどにつるす。
折りたたみ式の物干し台なら、天候によって場所を移動できるので便利。ハンガーに2~3本ずつバランスよくつるし、軒下に下げても。
焼酎を霧吹きに入れ、すべての柿の表面にまんべんなく吹きつける。
1週間ほどたったら様子を見て、表面が乾いていれば、膜を破らないように手でやさしくもむ。
干しながらもむことで中心まで渋みが抜け、柔らかく干し上がる。表面が乾かないうちに触わると、雑菌がついてかびの原因になるので注意。
3~4日ごとに柿をもみ、好みの柔らかさになるまで1か月~1か月半ほど干す。
色がきれいなうちに食べても、表面に白い粉が吹いてきてから食べても。冷蔵庫に入れると堅くなるので、新聞紙などで包んで涼しい場所に置き、2週間~1か月間で食べきる。
【柿のくくりつけ方】
1 ひもで輪をつくり、交差した部分を指で押さえて持つ。
2 つるすとき上になる側のひもを1の輪の中にくぐらせる。
3 2の輪に柿の枝を下からくぐらせ、下側のひもをしっかりと引いてから、上側のひもも引き締める。
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