2017年1月28日、キャラバンカーが訪ねたのは、京都府亀岡市にあるJA京都の直売所「ファーマーズマーケットたわわ朝霧」。その名のとおり、朝霧が立ちこめる幻想的な地域にある京都府内最大級のJA直売所です。
この日も朝は霧で真っ白。この霧が作物をたわわに実らせてくれるそうです。
直売所には、たくさんのお客様が開店を待ちわびて並んでいました。
霧が晴れるころには、健康レシピと健康のコツをご紹介するイベントに、たくさんのお客様に参加していただきました。
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料理家
メニュー開発コンサルタントの
鮫島正樹さん
クッキングステージでは、料理家の鮫島正樹さんが、地元生産者の木村さんが生産した聖護院かぶを使って、「聖護院かぶと鶏⾁の しょうがスープ」(美肌レシピ)と直売所で販売されている花菜で「花菜の⽜⾁巻き、りんご⾵味」(減塩レシピ)を披露しました。
聖護院かぶはビタミン、ミネラルが豊富
聖護院かぶには、肌にハリや潤いを与えるビタミンがたっぷり含まれています。 そのかぶをすりおろして使います。
「かぶの皮をむくのは、ピーラーでいいんですよ。地元の方は、聖護院かぶというと厚く皮をむくようですが、今回のようにすりおろして使うときは、薄くむいても問題ありません。」と鮫島さん。
地元の方々は、びっくりです。
しょうがをきかせた「聖護院かぶと鶏⾁のしょうがスープ」は、 鶏肉でたんぱく質も補給でき、健康と美肌におすすめのレシピです。最後にバターを落として、欧風にアレンジしました。
「かぶの白さを生かすため、鶏肉を焦がさないように焼いてください。しょうが汁で鶏肉に下味をつけるのがポイントです。スープに加えるしょうがは、おろししょうがで。皮ごとすりおろしたほうが香りが良いですよ。使い分けてくださいね。」
地元・⻲岡市篠町の生産者 ⽊村みちかさん 木村さんは、⻲岡市篠町で聖護院かぶを中心に栽培しています。「この地域は、朝、深い霧に覆われるので、日照時間 が短く、ゆっくり育つことで実が引き締まって 甘く、きめ細やかなおいしいかぶになります。」
11月に出荷できるよう9月の初めに種をまき、2月中ごろまで収穫できるように種まきをずらす努力をしているそうです。「種まきを1日遅らせると、不思議と収穫は7日以上おくれていくんです。みなさんに買っていただけることが喜びです!聖護院かぶは重いですが、がんばって運びます。」
聖護院かぶは、2キロ~5キロほどあり、日本最大級のかぶで、千枚漬けの材料でも有名です。高級食材として料亭などでも人気です。直売所では、前日に収穫した新鮮なかぶが、たくさん並んでいました。
キッチン設備の整ったキャラバンカーで、地元生産者の木村さんが生産した聖護院かぶを使って、「聖護院かぶと鶏⾁のしょうがスープ」がつくられ、来場者にふるまわれました。
「かぶの風味があっておいしい!」「しょうがで体があたたまる。」 「うちの新メニューに加えます。」など、大好評!
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京都医療センター
予防医学研究室研究員
河⼝ ⼋重⼦ さん
健康ステージでは、京都医療センター予防医学研究室 研究員の河⼝⼋重⼦さんが旬の野菜や食材、さらには調理法にこだわったダイエット法をご紹介!
1 食事の前に野菜を食べると良い。 ◯
→食後の血糖値の上昇を抑えたり、食べすぎを押さえたりできる。
2 ほうれんそう 夏に比べて冬のほうがビタミンCが多い。 ◯
→寒さに備えて栄養をたくさん蓄えます。
3 1日に野菜をどれくらい食べたらよいか?手のひら何杯? 5杯
→「1日あたりの摂取目標量350gは、このざるに入っている量です。てのひらで計ると5杯分ほど。朝、昼、晩に分けて効率よくとりましょう。」
「冬は、コトコト煮る料理がおすすめ。またアブラナ科の野菜がおすすめです。ブロッコリー、キャベツなど、切ると角形がある、野菜です。直売所で探してみてください。」
肥満は大敵。脂肪3キロはこれくらい!
お楽しみの抽選会では、来場者の中から各回20名様に、木村さんが栽培した聖護院かぶと地元産の旬の花菜がプレゼントされました。
プレゼンターは、たわわ朝霧 茨⽊儀⼀店⻑です。
当選された皆さんは、うれしそうにプレゼントを抱えて帰られました。
「この地域は、朝、霧が深く、作物がたわわに実るので、直売所にたわわ 朝霧と名がつきました。 約 900 軒の契約農家さんが、とれたての野菜を届けてくれます。
毎週土日ミニイベントを実施してお客さんに楽しんでいただいています。」
「ファーマーズマーケットたわわ朝霧」の 京野菜・果物・米、精肉・乳製品・玉子などの、鮮度 と味は、どこにも負けません、と自信たっぷりの茨木店長。
「たわわ朝霧」
茨⽊儀⼀店長