青ねぎと牛肉のすき焼き風
甘辛く焼きつけた牛肉に、青ねぎをたっぷり入れるのが京都風。すき焼き鍋を使わず、手軽にフライパンでつくる方法をご紹介します。
写真: 蛭子 真
*1人分
*1人分
材料
(2人分)
- ・青ねぎ 2本(70g)
- *青ねぎの代わりにねぎ1本を使ってもよい。
- ・牛薄切り肉 (すき焼き用) 4枚(160g)
- ・焼き豆腐 1/2丁(約120g)
- ・糸こんにゃく 100g
- ・卵 (鮮度のよいもの) 2コ
- ・塩 少々
- ・しょうゆ 大さじ2
- ・酒 大さじ1
- ・サラダ油 小さじ2
- ・砂糖 大さじ2
つくり方
青ねぎは7~8mm幅の斜め切りにする。焼き豆腐は軽く水けをきって6等分に切る。糸こんにゃくは7~8cm長さに切り、塩少々を入れた熱湯でサッとゆでてアクをぬき、水けをきる。
青ねぎは、加熱するとクタッと柔らかくなるので、大きめの斜め切りにして、食べごたえがあるようにする。
しょうゆ大さじ2と酒大さじ1を合わせておく。
フライパンにサラダ油小さじ2を熱し、砂糖大さじ2を鍋底全体にふり入れる。溶けてきたら牛肉を加え、2の半量を回しかけ、両面を焼きつける。
肉を入れる前にフライパンで砂糖を溶かす。砂糖が焦げる前に肉を入れ、サッと焼く。
牛肉を鍋の端に寄せ、焼き豆腐、糸こんにゃくを入れる。さらに1の青ねぎを入れ、2の残りを加えてふたをして1~2分間煮る。
牛肉をしっかり焼きつけてから、豆腐などの具を入れる。青ねぎを最後に加えたら、ふたをして煮る。途中で材料を返し、青ねぎが少しクタッとなればよい。
4の材料の上下を返し、サッと煮て、全体に味を行き渡らせる。
5を器に盛り、別の器に卵を割りほぐして添える。適宜、卵につけながら食べる。
【食材メモ】
◆青ねぎ◆
葉ねぎとも呼ばれ、柔らかい緑の葉の部分を食べる。主に西日本で栽培され、京野菜の一つ、九条ねぎはその代表品種。冬になると葉にたっぷりとぬめりを蓄え、甘さが増してよりおいしくなる。
■【骨】に良いとされる食材
焼き豆腐[大豆イソフラボン]
■【筋肉】に良いとされる食材
卵[BCAA]
このレシピをつくった人
杉本 節子 さん
生家の京町家の保存活動をしながら、杉本家代々に伝わる記録を元に、京の食文化を研究。現在は「おばんざい」のむだを出さずに使いきる合理的なレシピに着目し、紹介に努めている。
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