筑前煮
「鶏肉と野菜を炒めて、コトコト煮る」という、おなじみの手順を一変!湯通しをした野菜を炒めずに煮て、仕上げに鶏肉を加える筑前煮は、素材本来のおいしさを存分に楽しめ、澄んだ味が光ります。
写真: 原 ヒデトシ
*1人分
*1人分
材料
(4人分)
- ・鶏もも肉 1枚(250g)
- ・里芋 4コ(200g)
- ・にんじん (大) 1/2本(100g)
- ・れんこん (大) 1/2節(120g)
- ・ごぼう 1/4本(50g)
- ・生しいたけ 4枚(80g)
- ・こんにゃく 1/2枚(150g)
- ・絹さや (ヘタと筋を除く) 適量
- 【A】
- ・水 カップ2
- ・うす口しょうゆ カップ1/4
- ・みりん カップ1/4
つくり方
里芋は皮をむき一口大の乱切りにする。にんじんは一口大の乱切りにする。れんこんは小さめの一口大の乱切りにする。ごぼうはたわしで洗い、皮ごと2~3mm厚さの斜め切りにする。しいたけは軸を除いて4等分に切る。こんにゃくはスプーンで一口大にちぎる。鶏肉は一口大に切る。
堅いれんこんは小さめの一口大に、ごぼうは薄切りにするなど、同時に煮上がるよう、具材はそれぞれ大きさを変えて切る。
鍋にたっぷりの湯を沸かして中火にし、鶏肉以外の1を入れる。1分間ほどゆで、網じゃくしで引き上げる。同じ湯で絹さやをサッとゆで、引き上げる。さらに同じ湯に鶏肉を入れ、表面が白くなったら冷水にとり、サッと洗って水けをきる。
湯通しをして食材のアクを適度に抜くと、素材の持ち味を生かしやすくなる。
きれいにした鍋に絹さやと鶏肉以外の2と【A】を入れ、落としぶたをして中火にかける。途中アクをすくいながら15~20分間煮る。
落としぶたがない場合、アルミ箔(はく)だけをのせると具が浮いてしまうので、耐熱皿をアルミ箔で包んで代用する。煮汁がうまく対流し、味がまんべんなくしみ込む。
野菜が柔らかくなったら2の鶏肉を加え、弱火にして5分間ほど煮る。器に盛り、2の絹さやを散らす。
鶏肉は煮すぎると身が堅くなるので、最後に加えてふっくらと仕上げる。
◆野﨑さん直伝プロの技!◆
1.具ごとに切る大きさを変え、同時に煮上がるようにすると煮くずれない。
2.野菜も鶏肉も湯通しをしてアクを抜き、味よく色よく。
3.食材に備わるうまみを生かし、だしは使わない。
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