バンバンジー
コクのある鶏もも肉でつくります。湯の中におく時間さえ守れば、しっとりとしたゆで鶏のでき上がり!常温でも、冷やしても柔らかく食べられます。ごまだれのほか、たれはお好みでどうぞ。
写真: 竹内 章雄
*1人分
*1人分
*鶏肉をおく時間、粗熱を取る時間は除く。
材料
(2~3人分)
- ・鶏もも肉 1枚(350g)
- ・きゅうり 1本(100g)
- 【A】
- ・水 1.5リットル
- ・ねぎ (青い部分) 1本分
- ・しょうが (皮付き/薄切り) 2~3枚
- ・にんにく 1かけ
- ・酒 カップ3/4
- ・紹興酒 大さじ1
- *または酒。アルコールが気になるときは煮きる。
- 【ごまだれ】*つくりやすい分量(冷蔵庫で約3週間保存可能)
- ・練りごま (白) 大さじ1
- ・砂糖 大さじ1
- ・酢 大さじ1
- ・しょうゆ 大さじ1
- ・ごま油 小さじ2
- ・ラー油 適量
- ・にんにく (みじん切り) 小さじ2
- ・しょうが (みじん切り) 小さじ1
- ・塩 小さじ1/2
つくり方
鶏肉は血合いと余分な脂肪を除く。
血合いと脂肪は気になる部分を取り除く程度でよい。
鶏肉に厚みがある部分は、火の通りが均等になるよう縦に切れ目を入れ、切り開く。皮はだしになるので取らない。
鍋(直径20cm)に【A】を入れ、強火にかけて沸騰させる。火を止め、手早く鶏肉を加える。
香味野菜、酒を入れた湯に鶏肉を加えて香りを移す。
十分に加熱するため、鍋の大きさ、お湯の量はレシピを守り、手早くふたをする。
すぐにふたをして15分間おく。
温度が下がらないように手早くふたをして、熱い湯の中でじんわりと火を通す。
きちんと15分間計ること。
バットなどに取り出し、塩、紹興酒をふる。
鶏肉がまだ温かいうちに塩、酒をふると味が入りやすい。
塩、紹興酒の順にふって味をなじませる。
きっちりとラップをして粗熱が取れるまでおく。ゆで汁はスープに使う(全体備考参照)。
きっちりとラップをしてゆっくりと冷ます。
ラップをして熱を逃がしすぎないように冷ましていくと、しっとりと仕上がる。
きゅうりはピーラーでリボン状に切る。冷水にさらしてパリッとさせ、ざるに上げて水けをきる。
きゅうりを横長に置いて端から切る。時々上下を返しながら切ると安定し、均等に切れる。
たたききゅうりや、せん切りのきゅうりでもよい。切り方によって違う食感を楽しめる。
ボウルに練りごま、砂糖を入れてよく混ぜる。酢、しょうゆを加えてよく混ぜ、ごま油、ラー油を加えて混ぜる。にんにく、しょうがも加えて混ぜる。
練りごまと砂糖を混ぜてから、ほかの材料を順に加えると分離しない。
砂糖が溶けてから、液体調味料、油、薬味を順に加えるとなめらかに混ざる。
5のゆで鶏は縦半分に切り、1cm厚さのそぎ切りにする。器に盛り、きゅうりを添え、【ごまだれ】適量をかける。
ゆで鶏を縦半分に切るときは皮を下、そぎ切りにするときは皮を上にすると切りやすい。
◆斉さん直伝プロの技◆
1.鶏肉は沸かして火を止めた湯に入れて余熱で15分間、じんわりと火を通す。
2.ゆで鶏に添えるきゅうりは、パリッとさせて食感よく。
3.基本はごまだれ。香り豊かなたれで自由に楽しむのもよし。
◆ゆで汁はスープに活用!◆
鍋からねぎ、しょうが、にんにくを除き、ゆで汁を煮立たせ、アクが出たら除く。好みの具材を煮て、しょうゆや塩、こしょうなどで味を調える。
●ゆで汁の保存
冷蔵庫で2~3日間。
●斉さんおすすめのスープの具材と組み合わせ
・豆腐と高菜漬け(またはザーサイ)
・とうがんと干しえび
・トマトと溶き卵(溶き卵だけでも)
・好みの薬味野菜をとり合わせて
◆こちらのたれもおすすめ◆
パクチーじょうゆだれ
トマトとバジルの塩だれ
このレシピをつくった人
斉 風瑞さん
東京・青山にある中華風家庭料理店の創設者。「ふーみんママ」の愛称で慕われ、数々の名物料理を生み出して多くの人を魅了。神奈川県内の少人数制サロンレストランで腕をふるう。
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