豚肉の生ハム重ね焼き
子牛を使ったイタリアの家庭料理「サルティンボッカ」を、豚肉でアレンジ。豚肉と生ハムのうまみがたっぷりのイタリアンクリスマスをどうぞ。
写真: 木村 拓(東京料理写真)
*1人分
材料
(4人分)
- ・豚ロース肉 (豚カツ用) 4枚
- ・セージの葉 16枚
- ・生ハム 4~6枚
- ・エクストラバージンオリーブ油 大さじ2~3
- ・白ワイン カップ3/4
- ・小麦粉 (薄力粉)
つくり方
豚肉は脂身を切り落とし、ラップ2枚ではさみ、その上からめん棒でたたき、2mm厚さに薄くのばす。
「サルティンボッカ」は、脂の少ない子牛肉でつくる料理。豚肉の場合も、なるべくていねいに脂身を取り除く。
めん棒の代わりに肉たたきやビール瓶を使って薄く延ばしてもよい。
セージの葉を粗くちぎり、上面のラップをはずした1の豚肉の片面に散らす。
2の上をまんべんなく覆うように生ハムを広げてのせ、手で押さえて落ち着かせる。
生ハムを薄く広げて重ねる。生ハムは、肉の大きさに合わせて切り、一面にバランスよくのせる。
3の両面に、茶こしに入れた小麦粉適宜をふるいながらまんべんなくかけ、ラップをかぶせて手で押さえる。
小麦粉は、まず生ハム側にまんべんなくふりかけ、ラップをかぶせて手早く裏返し、同様に肉側にもふる。
フライパンを熱してオリーブ油を温め、4の肉側(生ハムがのっていない面)を下にして入れ、焼く。肉に火が通ったら裏返し、生ハム側をサッと焼き、取り出す。
肉側を下にして焼き、肉に完全に火を通して裏返す。逆に生ハムはサッと火を通す。
5のフライパンに白ワインを入れ、木べらで底についたうまみをこそげ取りながら強火でアルコール分をとばし、少し煮詰める。5の肉を戻し入れ、温まったら器に盛る。フライパンに残ったソースを肉の上からかける。
セージの代わりにイタリアンパセリ、もしくはパセリで代用してもよい。
このレシピをつくった人
北村 光世さん
アメリカミシガン州ホープカレッジ卒業。ハーブ、オリーブオイル、スローフードなどを中心とした食文化の啓蒙に力を注ぐ。子供の食育にも活動範囲を広げ、小学校や幼稚園でも「地中海式食事法inJAPAN」をテーマにして、子供たちが伝統ある上質食品の素晴らしさや大切さを体験できる機会を提供している。著書多数。YouTubeでも食文化に関する動画をアップ中。
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