あじの南蛮漬け
脂がのった青背の魚は、さっぱりとした酢の風味がよく合います。なかでもピリッととうがらしをきかせた南蛮漬けは、おなじみの一品。
写真: 蛭子 真
*1人分
*味をなじませる時間は除く。
材料
(2人分)
- ・あじ (セイゴとウロコを取り除いたもの/三枚におろす) 2枚(約200g)
- ・たまねぎ 80g
- ・にんじん 20g
- ・うど 30g
- 【A】
- ・米酢 大さじ4
- ・砂糖 大さじ4
- ・水 大さじ1
- ・塩 小さじ1弱
- ・うす口しょうゆ 小さじ1/2
- ・赤とうがらし 1本
- ・塩
- ・サラダ油
- ・こしょう
- ・小麦粉
つくり方
あじは血合い骨を抜き、3cm幅のそぎ切りにする。両面に軽く塩をふり、約10分間おく。
血合い骨は太いので、骨抜きなどを使ってていねいに抜く。
うどは皮をむいて5mm幅、3cm長さの薄い短冊形に切り、水にさらす。
うどはピーラーで薄切りにしてもよい。
【A】の赤とうがらしは種を除き、輪切りにし、残りの【A】の材料を合わせて甘酢をつくる。
たまねぎは薄切りにし、にんじんは4cm長さのせん切りにする。フライ
パンにサラダ油小さじ2を熱してたまねぎとにんじんをしんなりするまで炒め、熱いうちに3の甘酢につける。
にんじんとたまねぎは炒めたらすぐに甘酢につける。にんじんはごく細く切れば、炒めずに生のままでもよい。
1のあじの水けを紙タオルでふき取り、両面にこしょう少々をふり、小麦粉を薄くまぶす。深めのフライパンにサラダ油を1.5cm高さくらいまで入れて約170℃に温め、あじをカラリと揚げ焼きにする。熱いうちに4に加え、20分間以上おいて味をなじませる。
あじから出た水けを紙タオルでていねいにふいて、臭みを取る。あじに衣を薄くつけ、170℃の油でかりっと色よく揚げる。あじは、揚げたらすぐに甘酢につけると味がなじみやすい。常温でもよいが、冷やして食べても美味。
器にあじとたまねぎ、にんじんを盛り、水けをきったうどを散らす。
冷蔵庫で2~3日間保存できる。
このレシピをつくった人
杉本 節子さん
生家の京町家の保存活動をしながら、杉本家代々に伝わる記録を元に、京の食文化を研究。現在は「おばんざい」のむだを出さずに使いきる合理的なレシピに着目し、紹介に努めている。
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