1.【ブラウンルー】をつくる。厚手の平なべにバターを入れて弱火にかけ、小麦粉を加えて中火でいため始める。少し色づいたら弱火に落とし、時々木べらで混ぜながら、もったりと濃い茶色になるまでいためる。
<★ポイント>ブラウンルーは多めにつくって冷凍保存し、市販のカレーなどに加えても。
2.【いためたまねぎ】をつくる。フライパンにごく薄く切ったたまねぎを入れ、サラダ油を加えて中火でいため始める。透明になってきたら弱火にし、濃い茶色になるまでいためる。
<★ポイント>1、2とも強火でいためると早く色づくが苦みが出るので、必ず弱火で。それぞれ30分間が目安。いためたたまねぎは洋風家庭料理の味出しの素となるもの。つやつやとあめ色になるまでじっくりといためる。ルー同様、強い火は厳禁。冷凍保存可能。
3.牛すね肉は繊維を断って5cm幅に切り、塩小さじ1とこしょう少々を加えた小麦粉大さじ2を全体にまぶす。厚手の大なべにサラダ油大さじ3を熱し、強火で色づくまで焼く。
<★ポイント>すね肉は肉質も堅いが、煮込むほどに筋の部分もゼラチン質に変わり、食べやすくなる。しっかりと焼き目をつけてから煮込む。
4.3に水カップ10を注いで沸騰させ、アクを取る。1.5cm厚さに切ったにんじん、1を100g、2を50g、【A】の材料を加えて弱火で1時間ほど煮込む。時々なべ底から混ぜる。
<★ポイント>調味料類のうち、カラメルソースは味と風味と色をよくする素材。
5.じゃがいもは縦二つに切り、煮くずれを防ぐため冷水につける。たまねぎは六つから八つのくし形切り、マッシュルームは石づきを切って三つに切る。かぶは葉を落とし、四つ割りにする。
6.4のなべにたまねぎ、じゃがいも、マッシュルームの順に加え、野菜が柔らかくなり、全体にゆるい濃度がつき、つやが出たらかぶも加える。
7.白みそ、塩・こしょう各少々で味を調える。好みでバター適宜を加える。
<★ポイント>最後に隠し味に白みそを加えると、トマトの水煮やピュレの酸味がやわらぎ、マイルドに仕上がる。白いご飯以外にバターライスを添えてもよい。米カップ3をバター大さじ3でいため、固形スープの素3コを加えた水で普通に炊く。
◆煮込み料理にぴったり。おすすめのつけ合せ◆
紫キャベツとカリフラワーの酢漬け
きゅうりのマスタードソース
トマトのアンチョビ風味
◆「ブラウンルー」を使ってほかのレシピも◆
煮込みハンバーグ
牛薄切り肉とたまねぎの煮込み
タンシチュー