しいたけのスパゲッティ
スパゲッティといっしょに具をゆでるので、手早くつくれます。ごまや青じその香りも添えて。
写真: 大山 克巳
*1人分
材料
(2人分)
- ・スパゲッティ (太さ1.4mm) 160g
- *フェデリーニの名前でも販売されている。
- ・塩
- ・生しいたけ 5枚(120g)
- ・油揚げ 1枚
- ・ねぎ 2/3本(80g)
- ・青じそ 6枚
- ・にんにく 2かけ
- ・赤とうがらし 1本
- ・すりごま (白) 大さじ2
- ・白ごま 大さじ1
- ・オリーブ油 大さじ2
- ・しょうゆ 小さじ1/2
下ごしらえ・準備
1 生しいたけは軸を切り落とし、薄切りにする。
2 ねぎは5mm幅の斜め薄切りにする。
3 油揚げは熱湯をかけて油抜きし、横半分に切ってから短冊形に切る。
4 にんにくは軽くつぶす。
5 赤とうがらしは種を取ってちぎる。
6 青じそはせん切りにする。
つくり方
冷たいフライパンにオリーブ油とにんにくを入れ、中火にかける。にんにくから泡が出てきたら、火を弱め、約5分間かけてじっくりと風味を油に移す。
にんにくにトングや菜ばしを刺し、中まで柔らかくなっていたらにんにくを取り出す。赤とうがらしを加え、30秒間ほどフライパンを軽く揺すって辛みを油に移し、赤とうがらしを取り出す。火を止めてスパゲッティがゆで上がるのを待つ。
ここでスパゲッティをゆで始める。(全体備考参照)
2のフライパンに、スパゲッティのゆで汁大さじ2を少量ずつ数回に分けて加え、そのつどフライパンを揺すって、油と水分をなじませる(乳化)。
一度に加えると分離して、油っぽい仕上がりになりやすい。
スパゲッティがゆで上がる2分間ほど前に、スパゲッティの鍋にしいたけと油揚げを入れ、30秒間ほど前にねぎも入れ、いっしょにゆでる。
ゆで上がったスパゲッティを具ごと湯をきって3に加え、しょうゆ小さじ1/2を加えて香りづけをする。
すりごまをふり入れて、残った汁けをスパゲッティにからめ、器に盛って白ごまをふり、青じそのせん切りをあしらう。
油と水分をなじませる「乳化」をすりごまが助ける。
《スパゲッティのゆで方の基本》
1. たっぷり湯を沸かし、塩を入れる。
湯は、ゆでるパスタの10倍以上の量(100gで1リットル以上)が目安。湯が沸騰したら1%の塩(水1リットルなら10g)を入れる。この塩で下味をつけ、コシをだす。
2. パスタを入れる。
放射状にしてくっつかないように入れ、湯に沈める。タイマーを袋の表示時間より1~2分間短くセットする。
3. 再び沸騰するまで混ぜる。
ゆではじめのころはくっつきやすいので、全体を混ぜてくっつかないようにする。沸騰したら火を弱めて、フツフツと静かに沸いている程度の火加減にする。
4. ゆで加減を確認する。
表示時間の1~2分前にセットしたタイマーが鳴ったら、1本取って指先でつぶすか、食べてみて、針くらいの芯が残っている程度だったら、ちょうどよいゆで加減。
5. ざるに上げる。
パスタをざるに上げて湯をきる。このとき、ゆで汁はソースの濃度を加減するのに使うので、捨ててしまわずにとっておく。
このレシピをつくった人
落合 務さん
東京・銀座にあるイタリア料理レストランのオーナーシェフ。素材の持ち味を生かし、手をかけすぎずにつくるレシピが人気。料理のコツをテンポよく伝える姿がテレビや雑誌で話題になり、多くの人を魅了する。
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