シュガーバタークレープ
クレープは、フランスの家庭の代表的なおやつ。「クレープの日」があるほど愛されています。食べ方はいたってシンプルで、シュガーバターが定番。フランスでは華美なトッピングはしないで、生地の素朴な味わいを楽しみます。
写真: ローラン 麻奈
*1枚分
*1枚分
*生地を休ませる時間は除く。
材料
(約10枚分)
- 【クレープ生地】
- ・薄力粉 75g
- ・卵 2コ
- ・牛乳 カップ1
- ・バター (食塩不使用) 15g
- ・バター (食塩不使用/焼き上げ用) 適量
- 【トッピング】
- ・バター (食塩不使用) 適量
- ・グラニュー糖 適量
下ごしらえ・準備
1 生地用のバターは耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをする。様子を見ながら電子レンジ(600W)に20秒間かけて溶かし、粗熱を取る。
つくり方
ボウルに薄力粉を入れて泡立て器でかき回し、ダマのないサラサラの状態にする。中央を少しくぼませ、卵を割り入れる。牛乳を分量から大さじ2加え、泡立て器でなめらかになるまでかき混ぜる。
牛乳はまず少量を加えてよくなじませると、ダマができにくい。
粉っぽさがなくなったら、残りの牛乳を加えてよく混ぜ合わせる。
溶かしたバターを加え、軽く混ぜ合わせる。ラップをして冷蔵庫に1時間〜一晩おいて休ませる。
生地は休ませるとフライパンに広げやすくなり、薄くきれいに焼ける。一晩休ませるとさらにのびのよい生地になり、モッチリと仕上がる。
フライパン(直径20〜22cm)に焼き上げ用のバターを薄く塗り、中火にかける。1分間ほどしたら再びバターを薄く塗り、バターが溶けてジュワーと泡立ち、流れるようになったら、固く絞ったぬれ布巾にフライパンを数秒間のせ、温度を下げる。
こうするとフライパンの温度が均一になり(約100℃)、生地の焼きムラを防げる。表面加工のしてあるフライパンを使うと、きれいに焼ける。
3の生地を玉じゃくしで軽く混ぜる。フライパンを弱火にかけ、玉じゃくし約1杯分の生地を流し入れ、フライパンを傾けて円を描くように回しながら全体に広げる。
生地ののびが悪かったり、フライパンをうまく回せなかったりすると、生地に穴があくことも。その場合は、穴を埋めるように新しい生地を流し入れて焼くとよい。
生地の表面が乾いて縁に焼き色がついてきたら、菜箸を1本、フライパンと生地の間の中央に差し込んで生地を持ち上げ、上下を返す。もう片面を10秒間ほど焼き、皿に取り出す。
5~6を繰り返して生地を焼き、皿にのせたクレープに重ねていく。生地がフライパンにくっつくようになったら、4と同様に再びバターを塗って生地を焼く。クレープが温かいうちに1枚ずつ四つ折りにして器に盛り、【トッピング】用のバターをのせ、グラニュー糖をふる。
●保存
クレープは1回に食べる枚数を重ねてラップで包み、ジッパー付き保存袋に入れて冷蔵庫で約3日間、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で約1か月間保存可能。重ねたまま耐熱皿に取り出してふんわりとラップをし、電子レンジで温めて食べる。
このレシピをつくった人
サルボ 恭子さん
パリで料理と製菓を学び、名門ホテルを経て帰国。料理研究家のアシスタントとして活動後、東京都内で料理教室を主宰。テレビや雑誌等でレシピを紹介し、注目を集めている。
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