
きょうの料理レシピ
大根の煮物
冬野菜の中でも最も代表的で使い勝手のよい大根。じっくりと煮て、その甘みを楽しみます。

写真: 鈴木 雅也
エネルギー
/30 kcal
*1人分
調理時間
/50分
*だしを含ませる時間は除く。
材料
(4人分)
- ・大根 20cm
- ・米の研ぎ汁 適量
- 【煮汁】
- ・だし カップ3+1/2
- ・うす口しょうゆ 大さじ1
- ・塩 小さじ1/2
- ・みりん 小さじ1
- ・削り節 (かつお) 適量
- ・柚子(ゆず)の皮 (せん切り) 適量
つくり方
1
大根は、5cm厚さの輪切りにし、皮を厚めにむく(皮はきんぴらなどにするとよい)。角の部分をむき(面取り)、片面に深さ2cmほどの切り目を十文字に入れる(隠し包丁)。面取りすると、煮くずれしにくく、また見た目がきれいに仕上がる。隠し包丁は、火の通りをよくし、また食べやすい。
2
大根を鍋に入れ、かぶるくらいの米の研ぎ汁を注いで弱めの中火にかけ、竹ぐしがスーッと通るくらいにゆでる。調味料を入れると火が通りにくいので、下ゆでの段階で柔らかくしておく。鍋ごと流水にさらし、大根を取り出して鍋をきれいにする。
! ポイント
米の研ぎ汁には、野菜のアクやえぐみを取る、柔らかく煮える、白くきれいに仕上がるといった効果がある。もう一度水からゆでる「清湯」で、ぬか臭さを取る。
3
2の鍋に大根とかぶるくらいの水を入れて火にかけ、沸騰し始めたら火から下ろして、再び流水にさらす。
4
鍋に大根と【煮汁】の材料を入れ、ガーゼで包んだ削り節をのせて(追いがつお)、水でぬらした木の落としぶたをする。弱めの中火で20~30分間コトコトと煮たら、一度火を止めて冷まし、味を含ませる。
5
再度温めて、器に盛り、柚子の皮をのせる。
きょうの料理レシピ
2008/01/23
村田吉弘のきちんと日本料理
このレシピをつくった人

村田 吉弘さん
京都の日本料理店3代目主人。和食がより簡単に、楽しくなるアイデアレシピを数多く提案し、家庭料理のつくり手を応援している。
家族皆が大好きで、大根20cmでは一食・一瞬でなくなってしまい、手間が割に合いません。なので、基本的に自宅の鍋におさまる最大量(大根倍量・煮汁1.5倍量)程度でいつも作ります。何度か作って、大根の水分量によって下茹での時間がかなり違うことに驚きました。繰り返し作っていても、そこだけ気をつけています。
この大根のために薄口醤油を買うようになりましたが、卵焼きなどに流用して使いきっています。
この大根のために薄口醤油を買うようになりましたが、卵焼きなどに流用して使いきっています。
2025-01-08 04:10:41
サラダ用に購入した大根が辛かったので煮物にしました。米ぬかがなかったので、湯だけで下茹で。薄口醤油がなかったので濃い口で。だしは煮干と昆布でとって追い鰹は省略。ゆずも省略しましたが美味しかったです。
2023-09-30 08:00:39
しっかり下茹でをして30分コトコト煮たのでもう十分だと思って食べるとまだほんの少し中に芯が残ってました。翌朝もお鍋でしばらく煮たら上品なお味がしゅんでとても美味しかったです。時間の足りない時の大根は5センチでなくても厚みを少し減らしたり半月切りにするのもいいかなと思いました。次回は人参も一緒に入れて作ってみたいです。5センチ厚さなら面取りと隠し包丁は忘れずにしたいですね。
2021-11-11 02:29:08
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