
きょうの料理レシピ
栗の渋皮煮
ほっこりした甘みと、ちょっと残った渋みに栗らしさが味わえます。余ったシロップは、ゼリーにしたり、凍らせてかき氷風にしても美味。

写真: 今清水 隆宏
エネルギー
/1600 kcal
*全量
調理時間
/120分
*くりを水につける時間、冷ます時間は除く。
材料
(つくりやすい分量)
- ・くり 12~14コ(500g)
- 【A】
- ・水 カップ6
- ・重曹 小さじ1強(6g)
- 【B】
- ・水 カップ4
- ・砂糖 200g
- ・グラニュー糖 100g
- ・みりん 大さじ1
つくり方
1
ボウルにくりとかぶるくらいの水を入れて2~3時間つける。鬼皮が柔らかくなり、むきやすくなる。
2
渋皮に傷をつけないように注意しながら、テーブルナイフの先端で鬼皮に切り目を入れる。そこから少しずつ鬼皮をむいていく。
3
鍋に2と【A】を入れ、強めの中火にかける。煮立ったら弱火にし、15~20分間ゆでる。アクが出て写真のような色になるので、火を止め、ゆで汁を捨てる。
4
ボウルに水をはって3を入れ、流水に当てながら冷ます。
5
手で触れられるまで冷めたら、渋皮を傷つけないように竹串や歯ブラシを使い、筋や綿状の皮を取り除く。渋皮に傷がつくと、渋皮がむけてしまう。
6
鍋にくりを入れ、たっぷりの水を注ぐ。中火にかけ、煮立ったら弱火にし、5分間煮てゆで汁は捨てる。ゆで汁が濁らなくなるまで2~3回繰り返し、筋が残っていれば取り除き、最後の掃除をする。
! ポイント
ここまでの作業はくりを柔らかくするためではなく、渋みを取るため。
7
鍋にくりを入れ、たっぷりの水を注ぐ。中火にかけ、煮立ったら弱火にし、竹串が通るまで15分間ゆでる。ざるにあけて水けをきる。
8
鍋にくり、【B】の水、砂糖とグラニュー糖の各半量を入れる。
9
オーブン用の紙の真ん中を少しあけて落としぶたにする。中火にかけ、煮立ったら弱火にして20分間煮る。火を止め、このまま冷まして3時間程度おく。
10
9に水50ml、残りの【B】を加える。中火にかけ、落としぶたをし、煮立ったら弱火にする。20分間ほど煮たら火を止め、そのまま冷ます。
! ポイント
砂糖とグラニュー糖は2回に分けたほうが味がしみ込みやすい。みりんはつやだし。
全体備考
【保存】
保存瓶などに入れて冷蔵庫で1週間保存可能。火入れすれば、さらに1週間保存可能。
●火入れ
鍋に入れて火にかけ、沸いてきたらアクを取り、弱火にして4~5分間煮て冷ますこと。
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きょうの料理レシピ
2014/09/24
焼き栗(ぐり)ご飯
このレシピをつくった人

斉藤 辰夫さん
大阪あべの辻調理師専門学校を卒業後、同校で教職員として日本料理の教授となる。パリ、スイス、ワシントンでも料理に携わる仕事をした国際派の料理家。
その後、エコール辻東京で専任教授を務める。
枠にはまらないユニークで新鮮な発想とわかりやすい指導に、幅広い層のファンがたくさん。現在は東京・国立で料理教室『斉藤辰夫料理スタジオ』を開いているほか、テレビや雑誌、講演などで忙しい毎日を送っている。著書に『煮もの』・『焼きもの』『全プロセスつき!基本の和食!』(ともに主婦と生活社)、『おいしい和食の大事典200』『和英つき 和食の辞典』(ともに成美堂出版)、『斉藤辰夫のいちばんかんたんな和食』(NHK出版)など多数。
現在、『NHK WORLD 』 “DINING WITH THE CHEF“に出演中。
フッ素加工のフライパンが塞がっていて、土鍋で作ったら鶏肉の焼き目が上手く付かなかったので、パリッとせずぶよぶよになってしまいました。
「塩だけでシンプルなお料理だなぁ」と思っていたら、食べる前に醤油を少し垂らすとよいのですね(読み飛ばしちゃったよ…)。
ソースに野菜がたくさん入っているので身体に良さそうです。
「塩だけでシンプルなお料理だなぁ」と思っていたら、食べる前に醤油を少し垂らすとよいのですね(読み飛ばしちゃったよ…)。
ソースに野菜がたくさん入っているので身体に良さそうです。
2021-08-08 10:57:31
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