いちごのクリスマスケーキ
しっとりと柔らかなスポンジ生地に、いちごをたっぷりはさみ、まろやかなクリームで包みます。
写真: 鈴木 雅也
*全量
*生地を冷ます時間、休ませる時間は除く。
材料
(直径18cmの丸型1台分)
- 【スポンジ生地】
- ・卵 3コ
- ・砂糖 90g
- ・薄力粉 90g
- ・バター (食塩不使用) 60g
- 【シロップ】
- ・砂糖 大さじ2
- ・水 大さじ2
- ・オレンジリキュール 大さじ1
- 【仕上げ用】
- ・生クリーム 400ml
- *脂肪分45%以上のものと植物性脂肪のクリームを半量ずつ使うとなめらかになり、成形しやすくなるので、初心者でも失敗なく仕上げられる。脂肪分の高い生クリームだけを使う場合は、堅くなるのが早いので泡立て器で泡立て、手早く作業する。
- ・砂糖 大さじ3~4
- ・バニラエッセンス 適宜
- ・いちご (ヘタを取って縦半分に切る) 1パック
- ・ミントの葉 (生) 適宜
- ・レッドカラント 適宜
下ごしらえ・準備
1 丸型にバター(食塩不使用。分量外)をぬり、冷蔵庫で冷やしておく。
2 バターは湯せんにかけて溶かしておく。
3 【シロップ】をつくる。耐熱容器に砂糖と水を入れ、電子レンジ(500W)に約40秒間かけて砂糖を溶かす。オレンジリキュールを加えて混ぜる。
4 オーブンは170℃に温めておく。
5 いちごはヘタを取って縦半分に切る。
つくり方
ボウルに卵を割り入れてハンドミキサーの低速で溶きほぐし、砂糖を加えて細かい泡が立つまで混ぜる。
約70℃の湯をはった鍋に1のボウルを重ねて湯せんにかけ、1~2分間泡立てる。
人肌くらいに温まったら湯せんからはずし、高速で泡立てる。生地をすくい上げると、リボン状にゆっくりと落ちて跡が残るくらいまでしっかりと泡立てる。
泡立て器にかえ、全体を混ぜてキメを整える。
薄力粉をふるい入れ、ゴムべらにかえ、底からすくい上げるようにして、粉けがなくなるまで混ぜ合わせる。
温かい溶かしバターをゴムべらで受けながら回し入れ、底からすくい上げるようにして、さっくりとよく混ぜ合わせる。
型を冷蔵庫から出し、6を流し入れる。ボウルの内側に残った生地もきれいに取って、端のほうに入れる。こうすると、焼いたときに均一にふくらむ。
170℃のオーブンで約30分間焼く。中央に竹ぐしを刺し、生地がついてこなければ焼き上がり。粗熱が取れたら型から出してケーキクーラーに逆さまに置き、乾燥しないように型をかぶせて冷ます。
ラップで包み、冷蔵庫で一晩おくと生地がなじんで切りやすくなる。
スポンジ生地を回転台にのせ、台を少しずつ回しながら厚みを半分に切る。
2枚のスポンジ生地の断面に、はけで【シロップ】をぬる。
ボウルに生クリーム、砂糖を入れ、ボウルの底を氷水で冷やしながら、泡立てる。すくったときにトロトロと落ちるくらいゆるめに泡立てる(七ぶ立て)。好みでバニラエッセンス数滴を加えてもよい。
下段のスポンジ生地に11の生クリームをのせ、パレットナイフで均一にぬり広げる。
いちごの切り口を下にして全面に並べる。中央はあとで切り分けやすいように、少し透き間をあけておく。
さらに生クリームをのせ、いちごの透き間に詰めるように平らにぬる。
上段のスポンジの断面を下にして重ね、表面に生クリームをのせて平らにする。
周囲に流れ落ちたクリームで側面もぬっていく。パレットナイフを立てて側面に沿わせ、台をゆっくりと回しながらぬる。台を少し回してはパレットナイフで軽く押さえつけ、縦に筋をつける。
残った生クリームを、すくったときにぽったりと落ちるくらいに泡立て(八ぶ立て)、丸形の口金をつけた絞り出し袋に入れる。ケーキの縁の8か所に、等間隔に丸く絞る。絞ったクリームの内側にいちごを飾る。あればミントやレッドカラントも飾る。
スポンジ生地をアレンジ
クリスマス簡単トライフル
このレシピをつくった人
小菅 陽子さん
(1951〜2024)ウィーン、スイス、パリで製菓を学び、お菓子教室、料理教室を主宰。 ヨーロッパのお菓子、特に、ウィーンの伝統菓子を得意とした。
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