たらのソテートマトソース仕立て
たらは水分が多く柔らかいので、しっかりと焼くのがポイント。ご飯にもパンにもよく合います。
写真: 今清水 隆宏
*1人分
材料
(2人分)
- ・たら (切り身) 2切れ(160g)
- ・にんにく 1かけ
- 【A】
- ・白ワイン 60ml
- ・アンチョビ (フィレ) 1枚
- ・黒オリーブ 3コ
- ・グリーンオリーブ 3コ
- ・ケイパー 大さじ1
- ・トマトの水煮 (缶詰) 250ml
- ・パセリ (みじん切り) 大さじ2
- *大さじ1をソースに、残り大さじ1を仕上げに使う。
- ・オレガノ (乾燥) 小さじ1
- 【菜の花ソテー】
- ・菜の花 10本
- ・にんにく (みじん切り) 小さじ1/2
- ・赤とうがらし (小口切り) 1/2本
- ・塩
- ・こしょう
- ・小麦粉
- ・オリーブ油
つくり方
たらに塩・こしょう各少々をふり、小麦粉を薄くまぶす。にんにくはまな板の上に置き、包丁の腹でつぶす。菜の花は、塩一つまみを入れた熱湯で色よくゆで、冷水にとって粗熱を取り、水けを絞る。
フライパンにオリーブ油大さじ1と1のにんにくを入れ、弱火にかける。フライパンを傾け、にんにくを揚げるようにして、香りをオリーブ油にじっくりと移す。
2のフライパンでたらを焼く。まずは強火で皮側をカリッと焼き、次に弱火にして両面をじっくりと焼く。全体が薄いきつね色になって、火が通ったら、たらとにんにくを取り出す。
身がくずれやすいので、フライパンを揺するようにして、たらに火を通す。
トマトソースをつくる。フライパンの余分な油をふき取り、【A】を入れて火にかけ、約1分間煮詰める。手で細かくつぶしたトマトの水煮を加え、少しとろみがついてきたら、パセリ大さじ1、オレガノ、オリーブ油大さじ1を加える。塩・こしょう各少々で味を調えたら、たらをそっと戻す。5~8分間弱火で煮込む。
アンチョビが溶けて、全体がフツフツとしてきたらピュレ状にしたトマトを入れる。一度フライ返しなどでたらを裏返し、トマトソースをなじませる。
菜の花をソテーする。別のフライパンにオリーブ油大さじ1、にんにく、赤とうがらしを入れて火にかけ、香りがたってきたら、菜の花を入れる。水大さじ1を入れてサッと炒め、塩・こしょう各少々で味を調える。
水を加えることで、菜の花がふっくらとし、油っぽさも抑えられる。
4のたらを器に盛る。4のソースを約1分間煮詰めて、水分をとばし、たらにかける。菜の花をのせ、パセリ大さじ1を散らす。
このレシピをつくった人
片岡 護さん
東京・西麻布にあるイタリア料理店のシェフ。イタリア料理ブームの火付け役で気軽につくれるレシピには定評がある。今では、イタリア料理はもちろんのこと、食育から介護に関する料理まで、「食」を考え、伝える活動をしている。
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