杏仁のブラマンジェ みかん添え
杏仁豆腐とブランマンジェをミックスした、ひとつでふたつの味わいが楽しめるぜいたくなデザートです。
写真: 木村 拓(東京料理写真)
*1コ分
*粉ゼラチンをふやかす時間、杏仁のブランマンジェ、きんもくせい酒のゼリーを冷やし固める時間は除く。
材料
(容量70mlのプリン型7コ分)
- 【杏仁のブランマンジェ】
- ・杏仁霜 大さじ1+1/2(12g)
- ・牛乳 カップ1/2
- ・粉ゼラチン 小さじ1強(4g)
- *原料にコーンスターチが入った杏仁霜を使う場合は、粉ゼラチンの分量を3gに減らしたほうが、口当たりよく仕上がる。
- ・水 カップ1/2
- ・グラニュー糖 60g
- ・生クリーム 150ml
- 【きんもくせい酒のゼリー】*つくりやすい分量。余ったゼリーは、好みのフルーツにかけて食べるとおいしい。
- ・きんもくせい酒 大さじ4
- *きんもくせいの香りをつけた中国のリキュール
- ・粉ゼラチン 小さじ2
- ・水 カップ2
- ・グラニュー糖 60g
- ・みかん (小) 2~3コ
- ・生クリーム 適量
つくり方
ゼラチンをふやかす。粉ゼラチンをパッケージの表示どおりの分量の水(分量外)にふり入れ、しばらくおく。
鍋に牛乳と杏仁霜を入れて混ぜ、中火にかけて、沸騰させないように気をつけながら温めて、こす。
牛乳を杏仁霜を温めるときは、分離する原因になるので煮立たせないこと。
2とは別の小鍋に材料表の分量の水とグラニュー糖を入れ、煮立たせる。1のゼラチンを加えて混ぜ、煮溶かす。
2と3をボウルに合わせて混ぜ、ボウルの底を氷水にあてながら、トロッととろみがつくまで冷やす。
生クリームを八分立てに泡立てて、4に加えて混ぜる。これをプリン型に流し入れ、冷蔵庫に入れて冷やし固める。
泡立て器ですくうと、すぐにトロリと落ちて、少し形が残る程度に泡立てる。
ゼラチンをふやかす。粉ゼラチンをパッケージの表示どおりの分量の水(分量外)にふり入れ、しばらくおく。
材料表の分量の水とグラニュー糖を鍋に入れ、煮立たせる。砂糖が溶けたら6のゼラチンを加えて混ぜ、こす。
底を氷水にあてたボウルに7を移し、粗熱を取る。粗熱が取れたら、きんもくせい酒を加えて混ぜ、冷蔵庫で冷やし固める
ゼラチン液が熱いうちに、きんもくせい酒を加えると風味がとぶので、必ず粗熱を取ってから加える。
みかんは皮と薄皮をむき、食べやすい大きさに切る。生クリームは五分立てにする。
5を型から出して皿に盛る。みかんと、【きんもくせい酒のゼリー】をスプーンなどですくって添え、生クリームをかける。
【きんもくせい酒のゼリー】のアルコール度は高くないが、心配ならば、子どもにはゼリーを添えなくてもよい。
杏仁のブラマンジェは、作り方5で生クリームを加える前によく冷やしておく。温かいうちにクリームを混ぜると分離してしまう。
《杏仁霜》
本来は杏仁(あんずの種の核)の粉末だが、市販のものはコーンスターチが加えてつくられた粉が多い。
このレシピをつくった人
熊谷 喜八さん
東京・銀座をはじめ、フレンチ料理をベースにした無国籍料理をはじめ、イタリアン、チャイナ、カフェ、ケーキショップやソフトクリーム店などを展開している。
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