チキンマカロニグラタン
グラタンのおいしさはホワイトソースです。だから、いつもは当たり前のチーズもかけません。そのほうが、ソースのおいしさが際立つからです。粉にしっかり火を通すことがポイントです。
写真: 澤井 秀夫
*1人分
材料
(4人分)
- ・マカロニ 100g
- ・たまねぎ 120g
- ・しめじ 100g
- ・鶏もも肉 180g
- 【ホワイトソース】
- ・バター 50g
- ・小麦粉 50g
- ・牛乳 カップ2+1/2
- ・塩 小さじ2/3
- ・生パン粉 40g
- ・塩
- ・サラダ油
つくり方
マカロニは袋の表示どおりに塩ゆでし、くっつくようであればサラダ油少々をからめ、耐熱ボウルに入れておく。たまねぎは薄切りにする。しめじは石づきを除いて小房に分ける。鶏肉は余分な脂を除き、一口大に切って塩小さじ1/3をふっておく。
【ホワイトソース】をつくる。小さめの厚手の鍋にバターを入れ、中火にかける。十分に泡立つまで煮立てる。
バターはしっかり煮立てます。鍋は底が平らで、小さめのほうが混ぜやすく、つくりやすいでしょう。(ここでは直径16cmの鍋を使用)
小麦粉を一気に加え、手早く混ぜてなじませる。泡立ちが静かになるまで、混ぜながら火を入れる。
多少色づいても大丈夫。色がつくことを恐れるより、粉にちゃんと火を通すことを意識して。
牛乳を数回に分けて加える(はじめは玉じゃくしに1杯ずつ、なめらかな液体状になってからは多めに)。はじめはだんご状になるが、ほぐすように火を入れると、ほどけてくる。
火加減は基本的に中火ですが、手が追いつかないときは焦げないよう適宜、火を弱めます。
4を繰り返して火を入れる。途中で塩を加える。徐々に牛乳を加えると餅のようにねっとりした状態になり、火が入るとふくらむようになる。底からゆっくり煮立ち、なめらかなソースになるまで火を入れる。
いずれも、しっかり煮立ったところに牛乳を加えるようにします。
フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、たまねぎを焼くように炒める。焼き色がついたら1のマカロニのボウルに移す。サラダ油少々を足しながら、しめじ、鶏肉も同様に順に焼き、ボウルに入れて合わせる。
6に【ホワイトソース】を加えて軽く混ぜ、グラタン皿に入れる。生パン粉を散らし、200℃に温めたオーブンで様子を見ながら20分間ほど焼く。
【ホワイトソースの材料は1:1:10】
ホワイトソースの材料は、バター:小麦粉:牛乳が1:1:10。あとは塩で味つけをします。もし多めにつくったら、翌日火にかけて少し水でのばし、クロックムッシュなどにしてもおいしいですよ。
このレシピをつくった人
土井 善晴さん
おいしいもの研究所代表。長年にわたる多様な食の経験から、和食文化の伝統を踏まえた一汁一菜を提案。新しい発想で料理を楽しくするきっかけをつくったと評価され、2022年度 文化庁長官表彰に選ばれる。各大学にて教授、講師も務める。
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