きょうの料理レシピ
きのこご飯
やさしい火加減で煮て、米が炊き上がってから加えることが、お手ごろなきのこを天然もののように香り高く仕上げるコツです。炊飯器でもつくれますが、土鍋での炊き方もぜひ覚えておきましょう。
写真: 今清水 隆宏
エネルギー
/280 kcal
調理時間
/40分
*米を浸水させる時間は除く。
材料
(3~4人分)
- ・米 360ml(2合)
- ・きのこ (数種類を合わせて) 150g
- *3~4種類を合わせて使う。ここでは生しいたけ、しめじ、えのきだけ、まいたけを使用。
- 【A】
- ・水 カップ1+1/2
- ・うす口しょうゆ 大さじ2
- ・酒 大さじ1
- ・みりん 小さじ1
- ・柚子の皮 少々
つくり方
1
米はやさしく洗い、40分間ほど水につけたあと、ざるに上げて10分間おく。
! ポイント
米を浸水したあとざるに上げておくのは、一粒一粒を均一な状態にしてから炊くため。炊き上がりがベチャッとせず、米の香りが引き立ちます。
2
きのこは石づきを除き、食べやすい大きさに切ってほぐす。鍋に入れて【A】を加え、中火にかけ、フツフツとしてきたら弱火にして3分間ほど煮る。人肌に冷ましてざるに上げ、きのこと煮汁を分ける。
! ポイント
きのこのうまみを最大限に引き出す適温は70~80℃。煮立てずやさしい火加減で。
3
1の米を土鍋に入れ、2でとり分けた煮汁を加える。ふたをして強めの中火にかけ、沸騰したら弱火にして約10分間、いちばん弱い火加減に落としてさらに5分間炊く。火を止めて2のきのこを加え、ふたをして5分間ほど蒸らす。
4
サックリと混ぜて器に盛り、柚子の皮をすりおろしてふる。
きょうの料理レシピ
2012/10/18
【今月のスポットライト】和食をきちんと伝えたい~秋の味わい膳~
このレシピをつくった人
高井 英克さん
京都、赤坂、麻布の日本料理店で修業を積み、2009年に独立、料理研究家となる。主宰する料理教室では、四季折々の和食の献立ともてなしの楽しさを紹介。持ち前の探究心と遊び心をいかんなく発揮している。
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