里芋と牛肉の韓国風スープ
里芋と、牛肉でつくるスープは、韓国の旧盆の頃のお決まりの一品。里芋のぬめりが疲れた胃をいたわってくれるようです。
写真: 鍋島 徳恭
*1人分
材料
(2人分)
- ・牛カルビ肉 (薄切りまたは焼き肉用) 100g
- ・里芋 6コ
- ・にんにく 1かけ
- ・昆布 (3cm角) 4~5枚
- 【A】
- ・塩 小さじ1/2
- ・しょうゆ 小さじ1/2
- ・こしょう 少々
- 【B】
- ・みつば 8本
- ・細ねぎ 4本
- ・しょうゆ 小さじ2
- ・白ごま 小さじ1
- ・粉とうがらし (中びき) 小さじ1/4
- *韓国産。
- ・酒 大さじ2
- ・ごま油 小さじ1
つくり方
里芋は皮をむいてきれいに洗い、沸騰した湯に入れて約15分間ゆでる。竹串がやっと通る堅さになったらサッと洗う。
牛肉は大きければ食べやすく切り、酒大さじ2をふってほぐす。にんにくは包丁でつぶして、ひびを入れる。
鍋にごま油小さじ1と2のにんにくを入れて熱し、香りがたったら牛肉を入れてサッと炒める。肉の色が変わったら水カップ3を注ぎ、昆布を加える。煮立ったらアクを取り、1の里芋を加えて、約10分間煮る。
肉は堅くならないように炒めすぎないこと。表面を焼きつける程度でよい。
昆布と牛肉のうまみを生かしたスープは、アクをよくすくって澄んだ状態にする。
丸い形を月に見立てるので、ゆでた里芋はそのまま加える。
3に【A】を加えてひと煮立ちさせる。
【B】のみつばは食べやすい大きさに切り、細ねぎは8mm長さに切る。【B】をすべて混ぜ合わせる。
4を器に盛り、5を添える。最初はそのままで食べ、途中から5を加えて食べるようにすると、味に変化がつく。
きのこの炒め物と組み合わせて食べるのもおすすめ。
このレシピをつくった人
コウ 静子さん
料理家である母、李映林さんの韓国薬膳を取り入れた日々の食卓や、2人のいとこが韓医学博士で韓医師と婦人科医という環境から、薬膳や韓医学を身近に感じて育つ。自身も国際中医薬膳師である。
TV、ラジオ、雑誌など多数のメディアで料理を提案しながら、自分自身と向き合い、日々の食卓を大切にすること。それは心と体を美しく豊かにしてくれるということを、料理を通じて伝えている。
講演、飲食店プロデュースや雑貨の提案も行っている。弟のコウケンテツさんも同じく料理家として活躍中。
著書に「野菜たっぷりの薬膳韓国ごはん」(大和書房)「症状別 体の不調を整えるごはん」(家の光協会)など多数。
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