*1本分
*1本分
(1本分)
1米は洗ってざるに上げる。炊飯器の内釜に米、ふだんより約1割少ない水、昆布を加えて浸水せずに普通に炊く。
<★ポイント>炊けてから【すし酢】を加えるので水を少なめにする。
2鍋に【すし酢】の材料を入れて中火にかけ、一度沸かして冷ます。炊き上がったご飯をボウルに移し、しゃもじに【すし酢】を当てながら回しかけ、切るように混ぜる。
3途中、底から大きく混ぜてご飯の上下を返し、再び切るように混ぜる。全体に【すし酢】がなじんだらうちわであおぎ、表面の水分がとんでつやが出てきたら、ぬらした紙タオル(不織布タイプ)をかぶせ、【すし飯】を落ち着かせる。
<★ポイント>ボウルの底に【すし酢】がたまりやすいので、時々ご飯の上下を返してなじませる。
1.【卵焼き】をつくる。ボウルに卵を割りほぐし、卵白の塊がなくなるまで溶く。別のボウルに【A】を合わせ、溶き卵を加えて混ぜる。
2.卵焼き器にサラダ油適量をひいて火にかける。紙タオルでなじませ、十分に温まったら弱火にする。卵液をたらしてジュッと音がしたら卵液の半量を流し入れる。ほぼ火が通ったらフライ返しで手前に巻く。あいた部分に油をなじませ、卵を向こう側に寄せる。再び、あいた部分に油をなじませたら残りの卵液を流し入れ、同様に焼く。フライ返しで形を整え、縦3等分に細長く切る。
3.えびは殻がついたまま腹側に竹串を刺してまっすぐに整え、塩を加えた熱湯で3分間ゆでる。氷水にとり、完全に冷めたら竹串を外す。殻をむいて背ワタを除き、腹側を開いて縦半分に切る。ボウルに同量の酢と水を入れてえびを洗い、水けを拭く。
<★ポイント>水で洗うと水っぽくなるので、酢を加えて洗い、えびのくせを取る。
4.みつばは塩を加えた熱湯でサッとゆでて氷水にとり、水けを拭く。
5.焼きのりはつやのある表側を下にして、巻きすに横長に置く。【すし飯】を1/4ずつに分けてそれぞれ俵形に丸め、のりの上半分に丸めた【すし飯】を1つ置く。上側2~3cmを残して均一に広げ、下側にも【すし飯】1つを置いて均一に広げる。【すし飯】の手前側に1cmくらいの“山”をつくる。
<★ポイント>【すし飯】を俵形に丸めてから半分ずつ広げることで、均一にきれいに広がる。
6.具はそれぞれを2等分にし、手前からみつば、えび、福神漬け、【卵焼き】、きゅうりを並べる。
7.具材を指で押さえながら一気に巻き、具の向こう端に巻きすをかぶせて形を整える。一度、巻きすから外す。
8.もう一枚の焼きのりを巻きすに置き、5、6の工程を同様に繰り返す。
9.7ののり巻きの【卵焼き】の位置が上部になるように8の【卵焼き】の上に置く。これを手前まで転がしたら7と同様に巻き、のりの端までしっかり巻く。
<★ポイント>卵の位置を確認して配置バランスをよくする。2回に分けて巻くことで、断面が華やかになり、形がくずれにくく、巻きやすい。
10.まな板に9をのせる。包丁をぬらし、包丁の真ん中を太巻きの真ん中に当てて小刻みに動かしながら、包丁を押すように切る。1回ごとに包丁をぬらし、8等分に切る。
<★ポイント>包丁は少しずつ動かすときれいに切れる。
◆巻きずしのバランス黄金比◆
【すし飯】をきれいに巻くのはなかなか大変ですが、【すし飯】と焼きのりの分量がわかれば、失敗知らずの巻きずしができ上がります。
●細巻き
【すし飯】 70g
焼きのり 1/2枚
●中巻き
【すし飯】 140g
焼きのり 1枚
●太巻き
【すし飯】 280g
焼きのり 2枚
◆恵方巻きにも!!◆
節分に恵方(えほう)を向いてのり巻きを食べると縁起がよいとされる“恵方巻き”。手づくりに挑戦してみてはいかがですか?太巻き、中巻き、細巻きのなかから、自分好みの巻きずしで福を呼び込みましょう。
※【すし飯】をつくる時間は20分(ご飯を炊く時間は除く)。
ごちそう感あふれるこんな巻きずしも
牛肉としば漬けの中巻き
焼きさばの細巻き