*1コ分
*生地を発酵させる時間、なすとたまねぎを冷ます時間、あんをねかす時間は除く。
(12コ分)
1.【A】を合わせ、ざるを通してボウルにふるい入れる。
2.ぬるま湯とサラダ油を混ぜて1に加え、手で混ぜ合わせる。指を広げ、水分を粉に吸わせるように、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
3.2がまとまってきたら、こね台に取り出し、手前から向こうに押すようにしてこねる。1回こねるごとに【生地】を90度回転させて向きを変えながら、こねていく(グルテンを均一に形成するため)。
4.【生地】の表面がある程度ツルッとしてきたら、【生地】をたたきつける。【生地】を指に引っ掛けてこね台に打ちつけ、クルッと手前から向こうに巻き、【生地】をはらせる。【生地】を両手で引っ張ると薄くのびて、ちぎれなくなるまで、この作業を繰り返す。
5.【生地】の両端を下に巻き込んで表面をはらせるように丸め、きれいにしたボウルにとじ目を下にして戻し入れる。ラップを【生地】にくっつかないようにフワッとかける。
6.5を30℃くらいの場所に約30分間おき、一回り大きくなるまで発酵させる。気温が低い時期は、別のボウルに45℃の湯を入れ、この上に重ねて、湯せんにかけて発酵させるとよい。
7.たまねぎは粗みじん切りにする。なすはヘタを除いて皮をむき、水にさらして水けをふき、粗みじん切りにする。フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、たまねぎ、なすを入れて中火でいため、少ししっとりとしたらバットに移し、冷ます。
8.豚ひき肉をボウルに入れ、塩を加えて手で練り、粘りを出す。【B】を順に加えてよく混ぜ、7、白ごまを加えて軽く混ぜ(なすから水分が出やすいので混ぜすぎないこと)、最後にごま油を加えて混ぜる。冷蔵庫に入れて30分間ほどねかせ、【あん】をしめる。
9.一次発酵が終わった【生地】をこね台に取り出し、手で軽く練る。手で30cm長さに細くのばし、打ち粉をしてカードで12等分に切る。まずカードで12等分の目安をつけてから切ると等分にしやすい。
10.【生地】を1コずつ、両端を下に巻き込んで表面をはらせるように丸め、打ち粉をしたバットに間隔をあけて並べる。
11.ラップを【生地】にくっつかないようにフワッとかけ、約10分間おいてベンチタイムをとる。ベンチタイムをおくことでグルテンを落ち着かせ、【あん】を包みやすくする。
12.打ち粉をしたこね台に【生地】を取り出し、めん棒で直径9cmの円形にのばす。
13.手に打ち粉をする。片手に【生地】を1枚広げ、8の【あん】の1/12量を中央にのせる。親指で【あん】を押さえ、もう一方の手でひだを寄せながら、【あん】を包み込んでいく。
14.【あん】をほぼ包み込んだら、親指を抜き、ひねるようにして口を閉じる。残りも同様にして、あんを【生地】で包む。
15.5cm四方に切ったオーブン用の紙1枚に14を1コずつのせ、せいろ(または蒸し器)に並べ入れる。ふたをして約10分間おき、軽くふくらむまで二次発酵させる。二次発酵は冬でも常温でよい。
16.発酵が終わったら、せいろ(または蒸し器)を蒸気の上がった鍋にのせて強火にかけ、8分間蒸す。
【大きなせいろがない場合】
せいろが小さくて、一度に12コ入らない場合は、2度に分けて蒸すとよい。つくり方15で二次発酵が終わったら、まず先の半量を蒸す。残りは二次発酵の時間をのばしてそのまま待機させ、先の半量が蒸し上がってから、続けて蒸すとよい。また、半量は「豚まん」、残りは「豚まんのフライパン蒸し焼き」に分けて楽しんでも。
【おいしくつくるコツ】
◆生地◆
インスタントドライイーストとベーキングパウダーをあわせて使うので、短時間発酵でも生地がふくらみやすく、ふんわりと仕上がる。
【おいしくつくるコツ】
◆あん◆
なすを加えることと、豚ひき肉は脂の多いものを使うことがジューシーに仕上げるポイント。あんはよく冷やしておくと、生地で包みやすくなる。