*全量
*豆を戻す時間、冷ます時間は除く。
(つくりやすい分量)
1.黒豆は虫食いのものや皮のむけたものを除き、手早く水で洗い、水けをきる。
2.厚手の深鍋に水1リットル、1、塩小さじ1/2(豆の皮がむけにくくなる)を入れ、一晩おいてふっくらと戻す。
3.2に鉄材(全体こつ参照)、砂糖を加える。紙タオルを表面にかぶせ、さらに鍋のふたを少しずらしてのせ、強火にかける。
4.吹きこぼれないように注意して煮立て、ごく弱火にして3~4時間、豆が柔らかくなるまでゆっくりと煮る(豆が水面から出ないようにすると、しわにならない)。鍋によって、水分の蒸発が早いときは、黒豆が煮汁から出ないよう、適宜水を足す。
5.豆が柔らかくなったらしょうゆを加えて火を止め、ふたをしたまま冷ます。盛りつけるときにちょろぎをあしらう。
・より味を含ませるには、早めに煮始めて毎日1回、弱火で10~15分間、煮立つまで火を通す。これにより豆の色が濃くなり、味もさらによく含んで、傷みにくくもなる。吹きこぼれないように注意する。
・鉄材・・・黒豆のアントシアニンと鉄が反応すると、「アントシアン鉄」という色素ができ、これによって黒豆がツヤツヤと美しい黒色になる。昔はさびた鉄くぎを使用したが、最近ではさび防止加工が施されたものが多いため、漬物用の鉄材を使うと便利。