*1人分
1.ぶりは水でサッと洗い、ペーパータオルで水けをふく。1切れを半分に切ってバットなどに並べ、両面に塩をふる。
2.大根はよく洗い、皮つきのまま1.5cm厚さの輪切りにし、さらに半分に切って半月形にする。
3.フライパンにごま油を入れて中火で熱し、ぶりを並べ入れる。約2分間焼いたら返し、さらに約2分間焼いて取り出す。
4.3のフライパンに大根を並べ入れ、残った油で3~4分間焼く。焼き色がついたら返し、さらに3~4分間焼いて焼き色をつける。焼く間に、【煮汁】の材料を混ぜ合わせておく。
5.ぶりを大根の上にのせ、【煮汁】を回しかける。煮立ったらスプーンで汁を全体にかけて弱火にする。ぬらしたペーパータオルをかぶせ、さらにふたをして、約15分間煮る。
6.木べらと菜ばしでぶりと大根を1切れずつ上下を返し、ぶりに【煮汁】をからめて味をなじませる。
【下ゆでなし!「大根」のポイント】
◆大根は半月形に切る
旬の大根は厚めに切ることで、甘みや食感を満喫できます。ただし、あまり厚く切ると火が通りにくく、なかなか柔らかく煮えません。おすすめは半月形。輪切りをさらに半分に切った形で、輪切りより早く火が通ります。
◆ぶりは水で洗って使う
ぶりを煮るときは独特のクセを出さないよう、熱湯にサッと通す霜降りという下ごしらえが必要です。でも、フライパンで焼いてから煮るこのレシピなら霜降りは不要。水でサッと洗って表面の汚れを除くだけでおいしくつくれます。
◆フライパンで焼いてから煮る
大根は下ゆでをしてアクをぬき、味をしみ込みやすくするのが一般的ですが、フライパンでこんがりと焼いても、同様の効果があります。しかも香ばしさが出ておいしさアップ。フライパン一つで、ぶり、大根の順に焼きます。