*全量
(直径15cmの丸型1台分)
1金属製の型を使うなら、バター少々をぬり、底と側面に紙を敷く。焼くと生地がふくらむので、側面の紙は高めに切る(紙製の型の場合は準備はいらない)。
2薄力粉とココアは別々にふるっておく。
3オーブンを160℃に温めておく。
1.チョコレートを細かく削る。
2.ボウルに1のチョコレート、バターを入れ、湯せんにかけて溶かす。
3.別のボウルに卵黄とグラニュー糖を入れ、泡立て器で白っぽくなるまですり混ぜたら、2を加えてよく混ぜる。
4.生クリームを加えてよく混ぜる。
5.メレンゲをつくる。ボウルに卵白と分量のグラニュー糖から一つまみを入れ、泡立て器で泡立てる。全体が白く泡立ったら、残したグラニュー糖の半分を加える。きめが細かくなって、つやが出るまで泡立てる。
6.残りのグラニュー糖を加えて、ピンとツノが立つまで泡立てる。
7.4にふるった薄力粉を加えて、混ぜる。
8.ココアを加えて、混ぜる。
9.8に6のメレンゲを泡立て器で一すくい分加え、むらなく混ぜる。
10.ゴムべらに持ち替えて、残りのメレンゲを加える。ボウルを回しながら、生地を底のほうから返すようにして、むらなく混ぜる。
11.中心が盛り上がるように型に流し、160℃に温めたオーブンで45~55分間焼く。
12.型のまま冷まし、食べる直前に型からはずして、表面や側面に茶こしで粉砂糖をふる。切り分けて、好みで泡立てた生クリームを添える。
丸型は直径18cmが一般的ですが、ここでは成功しやすい直径15cmの丸型を使う。金属製の型(底が外れるものがよい)のほか、安価な紙製がある。
《きれいな焼き上がりを目指すためのポイント》
〈失敗例その1 真ん中があまり沈まない〉
オーブンの温度が高すぎたといえる。オーブンには個体差があるので、次回は160℃より低くして焼いてみる。本来は、軽くてしっとりした食感になるが、これは全体がふくらんでいるので、時間がたつとパサパサした食感になる。
《きれいな焼き上がりを目指すためのポイント》
〈失敗例その2 真ん中が大きく沈む〉
メレンゲがしっかりと泡立っていなかったために生地を支えきれなかった、もしくはオーブンの温度が低かったため、ふくらまなかったといえる。焼いている間にチョコレートが分離したため、きめの詰まった層ができている。