1.伊勢えびは頭を取って殻から身を出し、腹側から繊維に直角に包丁目を入れ(切り離さない)、適当な大きさに切り、くず粉を包丁目の中まで十分にまぶす。
2.かなり強めに塩を加えた熱湯を沸かし、えびの余分なくず粉をはたき落として入れ、八分(ぶ)通り火が通るまでゆでる。
3.しいたけは水で戻し、石づきをきれいに取り、食べやすいようにかさに隠し包丁を入れる。だし(二番だしでもよい)にうす口しょうゆ少々を加えた中で煮、下味をつけておく。
4.菊菜は柔らかい葉先だけを色よくゆでて水にとり、水けをよく絞ってそろえておく。
5.柚子の皮は褄(つま)形に切る。
6.だしを沸かし、塩とうす口しょうゆ半々で塩味を調え(塩分濃度を約0.75~0.8%にする)、少量を別鍋に取って菊菜を温める。
7.湯で温めておいた椀の水けをきれいに拭き、熱い伊勢えび、しいたけ、菊菜を盛る。熱い汁をはり、柚子を吸い口とする。