*全量
(つくりやすい分量)
1.ボウルにくりを入れてかぶるくらいの熱めの湯(60℃程度)を注ぎ、15分間ほどつける。別のボウルに水カップ3と塩小さじ2を入れて混ぜ、塩水をつくる。くちなしは包丁の柄などで細かく砕き、お茶用の紙パックなどに入れる。
2.くりの鬼皮と渋皮をむく。まず下部のざらざらしたところを切る。
3.切った断面から鬼皮、渋皮と順に包丁でむき、むいたらすぐ塩水に入れる。
<★ポイント>皮が残っていると色が悪くなります。渋皮は残さないようにむきましょう。
4.そのまま15分間塩水につけて水けをきる。
<★ポイント>塩水につけることで、アクが抜けます。
5.鍋に水カップ4を入れて強火にかける。煮立ったら酢小さじ2を入れて中火にする。
<★ポイント>酢は煮くずれを防ぎます。
6.くりとくちなしを入れ、煮立ってから弱火で20~25分間ゆでる。いちばん大きなくりに竹串を刺して、スッと通るようになったら、くちなしを取り除き、冷水にとって20分間ほどおく。ざるに上げて水けをきる。
<★ポイント>冷水にとって酢の香りを除きます。
7.鍋をきれいにしてくりを入れ、水をヒタヒタに加える。【A】の砂糖の1/3量を加える。不織布製の紙タオルで覆い、さらに落としぶたをして弱火にかけ、10分間ほど煮る。
8.残りの砂糖の半量を加え、紙タオルと落としぶたをのせて、さらに10分間ほど煮る。
<★ポイント>煮くずれないように常に弱火でコトコト煮る。
9.【A】の残りの砂糖、みりん、うす口しょうゆを加える。砂糖が溶けたら火を止めて、そのまま冷ます。
<★ポイント>そのまま一晩おくと、味がなじんで、さらにおいしくなります。
【保存】
煮汁ごと密封容器に入れ、冷蔵庫で1~2か月間保存可能。
●すぐに調理しないときは
買ってきたくりには虫がついていることがあります。すぐに調理しないときは、水に3時間ほどつけてから水けを拭き、保存袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。1~2か月間はもちますが、味や香りが落ちるので早めに食べるようにしましょう。